昨日,日本マインドフルネス学会第3回大会のシンポジウムに登壇してきました。テーマは「身体」であり,他のシンポジストの先生方の話を,たいへん興味深く聴かせていただきました。
私は,箸休め的役割で,他愛ない武術の話をしてきましたが,武術の話をするのは楽しいし,何よりこうしてマインドフルネス学会で話す機会をいただいたことに感謝です。
午前は「マインドワンダリングとマインドフルネス」というテーマのシンポジウムで,これも興味深く聴きました。
しかし,やはり脳の話になってくると,やっぱり難しい。脳の話は,そもそも考慮に入れる情報量が多く,部位の名称からネットワーク的な話まで複雑でややこしく,しかもそういう知見が日進月歩で増えていきます。正直言えば全然ついていけない。
昔から変わらないけれど,私の認知的なキャパを超えるというか,議論になかなかついていけないというか,聞いている内に分からなくなるというか。今回,この辺りの理解を深めようと思ってシンポジウムを聞きに臨んだわけですが,逆に改めてそう思いました。
だから,普段,授業や研究会や講演で,あんまり脳の話は自分からしない方がいいかもなぁとも,改めて思いました(笑)。そのことが分かったこともまた収穫の一つ。生兵法は怪我の元。