(日本,2025)
話題作,ようやくアマプラで見ることができました。なるほど~,そういう話ですか。シンプルですが,アイディアは秀逸であり,楽しめました。もともとはゲームで,その実写化なのね。
★★★
身体を練る,言葉を練る,心を練る
ブログ【杖と太刀】に,全日本大会のことで,もう一つ思ったことを少し書きました。
こちらのブログで全日本についての感想は書いてますので,そこで書かなかったことを一つだけ。良かったらそちらもぜひ。
【杖と太刀】
(原題:Thorp)(アメリカ,2020)
お別れのあいさつをできなかった幼友達のサムを探しに,25年ぶりに地球に戻って来た宇宙人ソープ(←口髭のおっさん)。久しぶりに来た地球では,人々の様子はすっかり変わって,みんながみんな,スマホばかり見ている。
とまぁ,テーマは「人と人とのつながり」で,とっても良いし,ソープのヘンテコぶりも宇宙人っぽくて良い。良い奴だし。ただ,サム探しの裏側で,ソープを狙う怪しい人物がいるわけですが(単なるコメディではなくて,ちょっとサスペンス風味を加えているわけですが),その理由が,ううん,まぁ,なんとなく浮いてる(要らない)気がしました。
なんか,ただ戻ってくるだけでいいじゃん,と思ったんですけどね(突然別れた理由なんて,他にいくらでも考えられるでしょう。たとえば,惑星間移動にはタイミングが限られているとかなんでも理屈は付くでしょう)。むしろ,この,宇宙人ソープの変人ぶりに触れた地球人たちが変わっていく,でもって時間が来たのでまた去っていく,って物語で良かったんじゃないでしょうかね。サスペンス風味を入れるなら,MIBみたいな謎の黒服でも良かったのでは?(そいつも,ソープに会って心変わりしちゃう)。
★★
(原題:Cocaine Bear)(アメリカ,2022)
マフィアが(証拠隠滅のために?)飛行機から投下した大量のコカインを,自然公園に住むクマが食べて大騒ぎ。人体損壊スプラッタ映画。実話に基づくらしい。どこまで?
★★
これまで長いこと,ブログはこの「湯川ポテンシャル。」一つに集約していました。ずっと以前は,映画のことは映画のブログ,本のことは本のブログ,武道・武術のことは武道・武術のブログと分けていたのですが,それが面倒になったので,一つに集約していました。
そうやってずっとごった煮状態で書いてきましたが,ここへ来て,なんとなく,「杖道」だけは分けて書こうかと思い立った次第です。というのも,ごった煮だと,「杖道」があんまり目立たないなと思ったからです。というわけで,
「杖と太刀」
https://jo-and-tachi.blogspot.com/
というブログを別に立てました。こちらのメインのブログでも,身体や感情に関連して杖道のことを書くかもしれませんが,基本的に今後は,杖道(および武道・武術)に関しては,上記の「杖と太刀」というブログの方で書こうかと思います。
わずかながらでも私のブログを読んでいただいている方がもしおられましたら,そのようにいたしますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(原題:Sympathy for the Devil)(アメリカ,2023)
ニコラス・ケイジ!
頭のイカれた野郎とかヘンな奴をやらせたら,世界一だなぁ。しかも,まぁ,よくこれだけ映画に出てるよなぁ。『ロングレックス』と『ドリーム・シナリオ』と同じ,2023年ぢゃないですか。何でもやるよなぁ。すごいなぁニコラス・ケイジ。
妻が出産間近の冴えない中年男デイビッドは,小さい息子を親戚に預け,急いで病院へ向かおうとする。第一子が出産時に亡くなったこともあり,妻も自分も出産にはことさらに心配ばかりが募る。急いで車を走らせ,ようやく病院の地下駐車場に着いて降りようとしたとこと,真っ赤な髪の毛でワイン色のスーツを着た奇妙な男(ニコラス・ケイジ!!)が突然後部座席に乗り込んできて,拳銃を向け,「車を出せ!」と凄んできた。すわ,強盗か!?しかもこんなときに!
タイトルですが,これは,ローリング・ストーンズの曲(日本語では「悪魔を憐れむ歌」と訳されてる?)ですね。そこから取ってきたんでしょうね,きっと。そのまま日本語に訳せば,「悪魔への共感」でしょうか。で,そのストーンズの曲を聞いてみましたが,ほうほう,なるほど,悪魔が語ってる歌なのね。サビは,
Pleased to meet you / Hope you guess my name / But what's puzzling you / Is the nature of my game
です。ちゃんと韻を踏んでますね~(なんか,大学1年生のときの英語の授業を思い出しました。その先生は英詩が専門でした)。youとyou,nameとgame。訳せば,
「お目にかかれて光栄です/私の名前をご存じであれば幸いです/なお,あなた方を惑わせていますが/それが私のゲームの特徴なのです」
でしょうか。なるほど~。いやはや,この曲をもともと知ってれば,この映画もまた面白味がさらに深まっただろうなぁ。教養ってのはホント,重要です。知ってるか知らないかで,その後に遭遇する物事の味わい深さが変わる。それが教養っちゅうやつですね~。
★★★
9月26日(土),神奈川県の横浜武道館にて,第53回全日本杖道大会が開催されました。三段の部は,北海道から沖縄まで,総勢29組が出場しました。結果は,3回戦まで進み,ベスト8でした。
昨年の第52回大会(埼玉)では,1回戦で早々に敗れました。敗れた理由は,集約すれば「硬さ(固さ)」だったと思っています。硬さとは,緊張ゆえの硬さもありますし,技そのものの硬さもあります。武術はやはり,硬くてはいけません。そういう色んな意味での硬さをなくすよう,つまり,「軟らかさ(柔らかさ)」を少しでも身に付けるよう,この一年間のテーマの一つにして,稽古してきました。そこで,一つ掲げたモットーが,双葉山の「稽古は本場所の如く,本場所は稽古の如く」でした。試合で(特に緒戦で)緊張しないように・・・。これをスマホの待ち受け画面にして(笑),日々の稽古で心掛けました。
大会はやはり,1回戦(緒戦)の入りが重要です。一番緊張しますから。ここで気負い過ぎて,力み過ぎては,すなわち,「硬さ」が出てしまいます。硬いと当然,技は粗く雑になります。武術は敵を制する技術ですから荒々しいものではありますが,ただ荒々しいだけの武力は効率が悪い。それは術とは言いませんね。術であるためには,最小の力(コスト)で最大の効果(ベネフィット)を発揮しなければなりません。そのためには,まずは単純に,力まないことですね。まぁ,武術に限らず,人生において何事もそうですが(笑)。
今回,そういう意味では,昨年よりは硬くならずにできたと思います。一年間の稽古の成果は,自分なりに感じる1回戦でした。
1回戦のお相手は,宮城県のお二人。試合前,身体を動かしているお二人をチラッと横目で見たところ,姿勢も構えも,杖や太刀の振りも,とても安定しています。宮城県には素晴らしい高段者の先生方が大勢おられますから,きっと上手いだろうと思っていましたが,予想通り,とても手強い相手だと感じました。であるからこそ,胸を借りる思いで(ありきたりな言葉を使えば「挑戦者」のつもりで),気負わず,精一杯の技を演武しようと思うことができました。
そこで今回一つ学んだことは,相手をリスペクトするのが大切だということ。今までリスペクトしてこなかった,という意味では決してありません(笑)。今までは,対戦相手が自分たちより上手なのかどうなのか分からないために,ただ不安に思うだけでした。しかし,相手が上手いことを前提に,精一杯やること,ベストを尽くすこと。これが大切だと感じました。
特に杖道の試合は,対戦相手と直接交わることはありません。実質的には,単に,自分(たち)の形を演武するだけです。もし相手が上手いと判断されれば負けるし,自分(たち)の方が上手いと判断されれば勝つ。そういう相対的な判定です。だからこそ,勝ち負けは,自分の統制下にないところの要素が結構な割合を占めています。つまり,対戦相手よりも上手とか下手とかは,実はどうでもよいことであり,いかにマインドフルに演武をするかが,杖道大会のキモだということを,改めて感じました。
結果は,1回戦と2回戦に勝つことができました。対戦していただいたお相手の二組に感謝です。3回戦は,昨年の大会で優秀賞だった北海道のペアでした(三段の部までは決勝戦はなく,二組が優秀賞を受賞します)。もし勝ち進めば必ずこの北海道ペアと当たると思っていましたので,対戦できたことにこれまた感謝です。結果は,1-2で負けました。残念。しかし,旗は一つ上がりましたので,0-3の完敗ではなかったということは,それなりに良かったと審判の先生方に見ていただけたということかと思います。
今回,ありがたいことに,杖道仲間の方々に1~3回戦の動画をすべて撮っていただけました(これも本当に感謝です)。負けて思うに,つい何度も見たくなるのは負けた試合ですね。何が足りなかったのか,何が良くなかったのか,お相手の何が良かったのか,どこが自分(たち)より優れていると判断されたのか。負けた悔しさというよりも,勝ったお相手の(相対的な)良さは何か,負けた自分の(相対的な)悪さ・足りなさは何かと考える。そして,お相手の良いところを取り込み,自分の悪いところや足りないところに気づいて修正しようとする。早速いくつか真似しようと思うところがあり,そういう意味では,負けたのに得をした気分です。
つまり,逆説的ですが,勝つよりも負けた方が得るものが多いような気がしました。
勝てば単純に嬉しいですが,しかし,嬉しいだけです。自己を顧みることはあまりないでしょう(←私の場合)。反省することも少ないでしょう(←私の場合)。なぜなら,結果的に,勝っているから。もちろん,一流のアスリートや毎年優勝し続けるような人であれば,勝った試合からも足りなさを学び,さらに精進するんでしょうね。それが一流の証,トップを維持する要因に違いありません。しかし,私のような凡人は,勝った試合を見てもせいぜい悦に入って,まさにユング的な「自我肥大」(エゴ・インフレーション)を起こすだけです。得るものがあまりない。
もちろん負けるのは嬉しくないですが,しかし,自分の杖道をもっと良くしていくためには,負けることは決して良くないことではなく,むしろ必要なことであることを,今回もまた,つくづく思いました。
11月末には,広島杖道大会に出場します。個人戦と団体戦があります。今回の全日本大会で得たことを稽古に活かしつつ,大会に臨みたいです。そして,昨年に続き,広島でもまた色々得られるものがあるかと思うと,今から楽しみです。
(日本,2004)
いやぁ,また観てしまった。復讐映画,隣人13号。20年以上前の小栗旬と中村獅童。小栗旬が若い。中村獅童が怖い。二人でグルーヴしてるシーンがキモすぎて,つい見入ってしまいます。
全編グロくて暴力的で救いがないけど,終わり方は悪くないと思う。二回観て,意味が分かりました。なるほどそういうことね。
★★★