(原題:Alpha Male)(ポーランド,2022)
謎映画(笑)。
婚約者のバーシアに言われて一日禁煙セラピーに来たつもりのピョートル。だが迷い込んだその会は禁煙セラピーではなく,なんだか怪しい自己啓発セミナー?陰謀論団体?カルト宗教?だった・・・
この建物はやたらと複雑な構造になっていて,いろんな部屋でセミナーやワークショップなどをやっているカルチャーセンターみたいなところ。入った部屋のセミナー(「アルファ・メイルの会」)は禁煙セラピーの会だと思ってたのに,男性講師と受講生(男性4人)の言ってることがなんだかどうもおかしいので,途中休憩(そもそも「タバコ休憩」だし!)のとき,ロビーにあるパンフレットをよくよく確認してみたら,どうやら入るところを間違えたことに気づく。そこでもう禁煙はひとまず諦めて帰れば良かったのに,帰宅を告げようと電話したら婚約者に「そんな中途半端な気持ちじゃ禁煙は無理ね」なんて冷たく言われたもんだから,ピョートルはまた(食事が豪勢で広々とした部屋の)アルファ・メイルの会に戻ることに(禁煙セラピーの狭い部屋ではなく・・・笑)。いや,なんでそっちに戻るんだよ(笑)・・・と,まぁ,ここからいよいよ話が怪しくなってきます。
というのも,邦題では分からないけど,原題の「アルファ・メイル」って「αオス」,つまり,群れの中の一番優位な雄(猿で言えばボス猿)=支配する男・強い男,って意味ですからね(笑)。ポーランド語の方の原題はSamiec Alfaで,これも「アルファ雄」です。そう,実はアルファ・メイルの会は,闇の男性弾圧組織に抵抗するための会員制秘密団体だったのだ!!(会員制なのになんで入れちゃったかは、後から分かります)
ところで,邦題の『クレイジー・リーダー』は,まぁ,内容をそれなりに表してるんだろうけど,この映画の本当の面白さはそこじゃなくて,やっぱり原題通り「アルファ雄」(→転じて,マッチョイズムの男性優位主義な頭の悪い男,って意味も)なので,そこんところ,なんとかならなかったかなぁ。惜しい。
とまぁ,謎の設定の面白ヨーロッパ映画なのが,ただ,最後の落ちがイマイチ良く分からなかったから,全体を振り返りながら,あとで反すうしてよく考えてみます(笑)。
★★★★











