2026年7月26日

NOPE/ノープ

(原題:Nope)(アメリカ,2022)

なんとなくまた観てしまった。ジョーダン・ピール監督,ダニエル・カルーヤ主演。改めて見ると,第一種接近遭遇(未確認飛行物体の目撃)から第二種接近遭遇(電子機器等の誤作動や動物の反応など)といった,未知との遭遇セオリーにちゃんと沿ってるんだなと思いました。ただし,第三種接近遭遇について,これがこの映画のオリジナリティになってきます。しかし,怖い。

(ただ,今回もアマプラで見ましたが,やっぱり,アマプラって,再度見放題になるときに編集して短くしてませんかね?最初のオリジナル通りじゃないよね。なんとなく,あれこれ場面がカットされてる気がします)

★★★


2026年7月25日

自滅帳

春日武彦 2025 晶文社

面白かった。国内外の小説作品を題材に,連想される謎の思い出で前後を挟む構成。春日武彦ファンとしては,もう,延々とこのパタンでいいから,あと数冊,出し続けて欲しい。1951年生まれだから,僕より20歳上。70代半ばか~。博学だし,文章が上手いし,よくまぁ色々とあれこれ怪しい記憶を連想するよなぁと感心します。


2026年7月20日

第38回東京都杖道大会(三段の部)準優勝

7/18(土)に,第38回東京都杖道大会がありました。三段の部に出場し,結果は準優勝でした。昨年(第37回大会)はおかげさまで優勝できましたので,いわば「ディフェンディング・チャンピオン」だったわけですが,残念ながら,決勝で1-2で負けました。

決勝の相手は,二段の部で2年連続優勝をしているペアであり,当然想定していた通り。その二段の部で一昨年,決勝戦で負けました。昨年はこのペアのお二人がまだ二段でしたので,なんとか三段の部で優勝できましたが,今年はお互い三段ですので,決勝戦でこのお二人と対戦すること,そして「あわよくば」いや「なんとかして」勝つことを目標に一年間,時間と労力と工夫を重ねて,最大限,精一杯,稽古をしてきました(つもりでした)。

しかし,負けました

いやはや,なかなか壁は高かったなぁ・・・。私個人で見れば,都大会では3年連続決勝に進んでいますが,負けてるのは唯一,このお二人のペアのみ・・・どうしても勝てません。

ただ,0-3の完敗でなかったのが唯一の救いでした。今回は,自分にできる最大限の努力を一年間してきましたので,少しバーンアウトぎみです(笑)。これまでなら,とりあえず,どんな結果でも,大会後はあれこれ考えが浮かび,さあ,次にどうしよう,稽古で何を工夫しよう,もっとここをこうしようああしよう,と思い浮かぶのですが,今回はそんな気分になれず,ただ疲れました。

私たちのペアは(もちろん相手のペアも),決勝まで,すべて3-0で勝ち上がってきています。ですので,今までやってきたことは,決して間違っているわけではありません。

しかし,特に決勝の動画を見返すに,やはり,相手のペアは上手です。私はとにかく全体にまだまだ。まさに,負けに不思議の負けなし(松浦静山)。相手と比較すれば,とにかく技が全体に小さい。私の方が身長が高いのに,技が小さい。これまでにもいろんな先生に同じ指摘を受けるので,自分では大きくなるよう意識して稽古しているつもりなのですが,動画を見ればやっぱり小さい。特に引落打が小さい。杖も太刀も,もっとキレが必要。真半身とやや半身の切り替えも鈍いし不明瞭。開始線に戻るときのすり足もイマイチ。妙なところで相手に動きを合わせていてぎこちない・・・あれ?書いている内に,課題がまたいろいろと見えてきました(笑)。

言語化は重要ですね

教えていただいている先生方からは,自らの動画を見るように,とご指導いただきます。そこで色々と気づきがあります。鏡で見るのとは違って,他者の視点から見ることで,より客観的に課題が見つかります。これに加えて,自らの言葉で言語化することによって,課題がさらに明確になりますね。言語化は大事です。

実は,大会の翌日(7/19),前々からこのお相手のペアの方にお誘いいただいていまして,夜な夜な,稽古してきました。このお相手のペアは,所属団体は違いますが,ずっと仲良くしていただいている杖友なのです。もうホント,疲れ切っているのに翌日稽古する阿呆,お互いに「杖道バカ」です(笑)。このとき稽古を見ていただいた先生から早速,引落打についてご指導いただきました。ありがたい。本当にありがたいです。感謝。

9月末には,今度は,全日本大会が横浜であります。ぼちぼちまた,工夫を重ねて,磨いていきたいと思います。



藤崎興朗先生と記念撮影


2026年7月17日

陰謀論と排外主義:分断社会を読み解く7つの視点

黒猫ドラネコ・山崎リュウキチ・藤倉義郎・選挙ウォッチャーちだい・清義明・古谷経衡・菅野完 2025 扶桑社新書

現代日本の陰謀論系の個人・団体の活動の様子が非常によく分かる本でした。なかなか著者ら選挙ウォッチャーなどのウェブサイト(有料だったりする)をまめに見るのはたいへんなので,こうしてときどき書籍にしてもらえるとありがたい。


2026年7月10日

私が間違っているかもしれない

ビョルン・ナッティコ・リンデブラッド他(著) 小島修(訳) 2025 サンマーク出版

感銘を受ける言葉や話がいくつもありました。

特には,タイトルにもなっている「私が間違っているかもしれない」(自分が正しいと思うな)もそうだし,全体を通してなされる,自分の思い通りにコントロールしないこと,あるがままを受け入れることなど(そうすれば,楽になりますよ),という話は,まさに老荘に通じる東洋の智慧だと,改めて思いました。

だからやはり,インド発祥の仏教が中国で受け入れられたのはタオイズムがあったからというのが通説ですが,まさにそうであることをつくづく感じるし,それが結果,日本において禅(Zen)として結実するのは必然であったように思います。

「ナッティコ」は,「智慧の中で成長する者」という意味だそうです。優しい,良い響きです。


2026年7月5日

動物界

(原題:The Animal Kingdom)(フランス,2023)

人間が突如,徐々に動物になる奇病が各所で発生。動物の種類は様々。「新生物」と呼ばれる人々は,囚われ,施設に入れられることに。妻が新生物になってしまったフランソワは,高校生の息子のエミールとともに,妻の入所する南仏の施設のそばで暮らすことを選択するが,施設への移送車が途中で事故に遭い,妻の行方が分からなくなる。森の中を懸命に探すフランソワだが,やがて,息子のエミールにも奇病の兆候が・・・。

★★★


2026年7月2日

ロングレッグス

(原題:Longlegs)(アメリカ,2023)

ニコラス・ケイジ!!!!!

キモコワ。奇人(怪人?)ロングレックス。いやぁ,恐ろしい。

直観力(超能力?)に優れた若いFBI捜査官リー・ハーカー。その直観力を買われて,ある奇妙な連続殺人事件の捜査に加えられる。リーの推理によって,少しずつ事件が解明されていくが,そこにはどうも,浅からぬ縁があった。

出てる俳優が誰か知らずに見始めたところ,オープニングに,ん?「NICOLAS CAGE」・・・ニコラス・ケイジ?ほほう,どこで出てくるんだろうね。なんて思いつつ見ていたところ,なかなか出てこない・・・と思っていたら,そ,そうか,ロングレックスその人ね(笑)。もうホント,奇人変人をやらせたら,今や,ニコラス・ケイジしかいないでしょう,という円熟の鉄板キモコワ怪演。ヤバすぎる,ニコラス・ケイジ。

★★★★


パンチラインの言語学

川添愛 2025 朝日新聞出版

面白かった。なぜ川添愛氏の本が面白いといつも思うのかと考えてみたが,まず本質的にはそもそも,文章が軽妙でリズムが良いし,言葉が平易で分かりやすいという,川添氏の筆力と言語学的な解説の面白さはありますが,これに加えて,おそらく年が2つ違い(私より2つ年下)でほぼ同世代なために,出てくるネタがことごとくツボに入るからであろうと思いました。今回,特に思いました。


2026年6月29日

三河雑兵心得18 退き口仁義

井原忠政 2026 双葉文庫

茂兵衛,とうとう官位官職を授かる!


2026年6月24日