2022年10月18日

伊藤真の法学入門[補訂版]

伊藤真 2017 日本評論社

「法学検定」のベーシック(基礎)コースを受検してみようかと思い,まずは分かりやすそうな本から読み始めてみました。勉強になることが多くて,面白いです。

受検を思い立った理由としては,本務校で,公認心理師科目の「司法・犯罪心理学」を担当しているのですが,本校には法学部もありまして,心理の学生に加えて,法学部の学生にもこの科目の受講を開放しています。そのため毎年,受講生の半分ぐらいは法学部の学生です。それで,専門の心理学的なことを話すにしても,基本的な法学的なことをある程度分かっていたり,背景的な知識や関連する知識をある程度知っていたりする方が,説得力が増すだろうと思いまして,それで「法学検定」を受けてみようかと思ったわけです。

しかし,法学検定の一番簡単なコースである「ベーシックコース」は,<法学部1~2年生程度>というのが基準ですから,法学部でもない私からすれば,実際,かなり難易度が高い。それは,毎年発売されている「問題集」を見て思いました。もちろん,常識的に考えれば正解できる問題もあることはありますが,専門的なことはやっぱり,学んでいなければ分からないものばかり。そりゃそうだ。

そこでまずは,読みやすい入門書や教科書を一通り読んでから問題集に取り組もうと思いました。それで見つけたのがこれ。この「伊藤真の●●入門シリーズ」です。アマゾンのレビューでも,高評価(好評価)が多かったので買いましたが,確かに分かりやすい。

法学検定のベーシックコースは,「法学入門」「憲法」「民法」「刑法」の4分野からなります。まったくのド素人の,法学部でも何でもない私が1年間勉強して受かったらすごいだろうと思うので,飽きずに1年間勉強できれば挑戦します。途中で飽きるかもしれませんが(笑)。


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