井原忠政 2022 双葉文庫
茂兵衛,骨休み。家康の側近となる!
井原忠政 2021 双葉文庫
植田茂兵衛,遠江での汚れ仕事(牧ノ原台地に長期野営し,高天神城へ兵糧を運ぶ荷駄隊を襲撃する役)を厭わぬ活躍で,鉄砲組の足軽大将となる。そしてまたもや汚れ仕事,今度は遠江の奥地にある高根城での武田軍監視に就く。家康の嫡男・岡崎三郎信康,武田勝頼との内通の罪で切腹。
(原題:Along with the Gods: The Last 49 Days)(韓国,2018)
面白かった。が,やっぱり第1章の方が単純に感動したなぁ。第1章と第2章で続き物として最初から作ってるんだろうけど,この話の設定自体がまず新鮮で面白いから,その面白さでもって第1章は非常によくできていると思いました。で,第2章も当然同じ設定でもって,ただ今度は冥界の使者たちの話にシフトして変化させてるわけだけど,まぁやっぱり若干,第1章のインパクトからの総体的なトーンダウンは否めない感じはあります。これは,期待と慣れの影響もあると思います。ただ,変化と種明かしはそれなりに新鮮でした。だから,面白かったです。
ところで,二人の判官の片一方変わったのはなぜか?ブッキングできなかったのかな?
あと,マ・ドンソク兄貴は,今回はそんなに暴れません(笑)。
★★★
(原題:Along with the Gods: The Two Worlds)(韓国,2017)
これは面白い!期待通りに面白い!ずっと観たかったこの映画,ようやく観ることができました。さて,次はマ・ドンソク兄貴が出る第二章が楽しみ。
★★★★
(原題:Life Guidance)(オーストリア,2018)
うううん。どうなんでしょう。
この社会は経済的にどうやって成り立っているんでしょう。富裕層は,「ライフ・ガイダンス」という思想教育会社の監視と指導を受ける。魅力的な設定だけど,なんかいろいろと突っ込みどころ多すぎるんだよなぁ。
主人公,仕事はどうしてるの?会社休んで大丈夫なの?人の家に勝手に入って大丈夫なの?ライフ・ガイダンス社が作る思想映像(本人出演!)はどうやって作ってるの?非富裕層の街や経済はどうやって成り立ってるの?富裕層でも非富裕層でもないような街もあるみたいだけど,どうなってるの?「ライフ・ガイダンス」社の人が監視してるけど,一人一人にそんなにコストがかけられるのはなぜ?主人公の父親は老人ホームで檻に入れられているけど,なぜ?サバイバルゲームみたいなのは何のメッセージ?奥さんはいったいどこへ?最後のおじいさんたちは誰?どうやって暮らしてるの?とにかく,いろいろ,わからんちん。わざと無機質な不条理劇っぽくやってるんだろうね。
さて,このグダグダな話をいかに終わらせるのか観たくて,最後まで観ました。すいません,結局,よく分かりません。というか,管理監視社会,健康至上社会,安全至上社会を笑うってことだと思うけど,話として緩いんだよなぁ。映画業界の人からすると,これで良いのか?怪しい「ライフ・ガイダンス」社の人が家に訪問してくる出だしは良かったんだけどなぁ。細部まで色々こだわってエッジを効かせてる近未来映画(例えば,最近観たやつでは『ロブスター』とか)もあるから,そういうのに比べると,イマイチ切れがないよね~。
★