(原題:Life Guidance)(オーストリア,2018)
うううん。どうなんでしょう。
この社会は経済的にどうやって成り立っているんでしょう。富裕層は,「ライフ・ガイダンス」という思想教育会社の監視と指導を受ける。魅力的な設定だけど,なんかいろいろと突っ込みどころ多すぎるんだよなぁ。
主人公,仕事はどうしてるの?会社休んで大丈夫なの?人の家に勝手に入って大丈夫なの?ライフ・ガイダンス社が作る思想映像(本人出演!)はどうやって作ってるの?非富裕層の街や経済はどうやって成り立ってるの?富裕層でも非富裕層でもないような街もあるみたいだけど,どうなってるの?「ライフ・ガイダンス」社の人が監視してるけど,一人一人にそんなにコストがかけられるのはなぜ?主人公の父親は老人ホームで檻に入れられているけど,なぜ?サバイバルゲームみたいなのは何のメッセージ?奥さんはいったいどこへ?最後のおじいさんたちは誰?どうやって暮らしてるの?とにかく,いろいろ,わからんちん。わざと無機質な不条理劇っぽくやってるんだろうね。
さて,このグダグダな話をいかに終わらせるのか観たくて,最後まで観ました。すいません,結局,よく分かりません。というか,管理監視社会,健康至上社会,安全至上社会を笑うってことだと思うけど,話として緩いんだよなぁ。映画業界の人からすると,これで良いのか?怪しい「ライフ・ガイダンス」社の人が家に訪問してくる出だしは良かったんだけどなぁ。細部まで色々こだわってエッジを効かせてる近未来映画(例えば,最近観たやつでは『ロブスター』とか)もあるから,そういうのに比べると,イマイチ切れがないよね~。
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