(原題:Dashcam)(アメリカ,2021)
なんだこれ。ジェットコースターだな。怖いけどね。気持ち悪い。見ちゃった。見なくて良いかも(笑)。
★★
身体を練る,言葉を練る,心を練る
(原題:28 Days Later...)(イギリス/アメリカ/オランダ,2002)
久しぶりにまた観ました。この次の『28週後...』(2007)に続き,続編の『28年後...』が6/20に公開されるということで,また観ました。やっぱ,よくできてるわ。全速力で走る感染者(ゾンビではない)。最初に見た時の衝撃はすごかったけど,再度見ても,全体に間延びしていない展開で,飽きさせない。
有名な,最初の,誰もいないロンドンの街。あっという間に感染するウィルス。真っ赤な目をした感染者が走ってくる恐怖。逃げ延びて立てこもる軍人たちの狂気。
しかし,これ,2002年公開だったのかぁ。今から20年以上前。もうそんなに経ったのね。ちなみに,今見ると映像が全体に粗いのは,これ,わざとだろうなぁ。以前に見た時はそんなに感じなかったけど,この粗い感じがまた,良い味を出してます。
★★★★
廣田龍平 2024 ハヤカワ新書
これは面白かった。ときどき映画化される元ネタはこれか,というのがいくつかありました。ネット上で語られる怪談や都市伝説がどのように構築されていくか,あるいは,元々は作者のいるホラーが時を経てどのように怪談や都市伝説になっていくかが,よく分かりました。読んでいて飽きない。ま,そもそもこういう話,好きだからね。
(原題:Gonjiam: Haunted Asylum)(韓国,2018)
今ちょうど,『ネット怪談の民俗学』(廣田龍平)を読んでいて,なんとなく,また観てしまった。やっぱこえ~。
こういう,心霊スポット行ってみた的なのって,「オステンション」って言うのね(上記『ネット怪談の民俗学』参照)。でも,ホント,マジで,止めといた方が良いよね~(笑)。えらい目に遭うからね~。やろうと思ってる人,まずはこの映画を観てから考えようね。
★★★★
平尾昌宏 2019 晶文社
倫理学はどう「使う」のかを,分かりやすく,平易な(フランクな?)文章で解説した良書。多くの場合,倫理学の本というと,ものすごく細かいところをものすごく難しい言葉でものすごく厳密に議論してたりして,専門書にしても一般書にしても,しばしば消化不良を起こしますが,この本はまったくそんなことはありません。タイトル通り。
著者の平尾先生が今まで大学で倫理学の講義をしてきて,授業中に学生に賛否や意見を尋ねたり,学生がリアクションペーパーに書いてきたりしたことをときどき紹介しながら,疑問や反論を展開しているところなども,実際に平尾先生の倫理学の授業を受けているような感じもあって,非常に良かったです。こういう授業をする先生って,良いよね。
(原題:Absolutely Anything)(イギリス,2015)
なかなか面白かったわ~。
宇宙を支配するエイリアン(←凶悪そうな4匹)が,1972年に打ち上げられた宇宙探査船パイオニア10号を拾った。さて,この地球なる星をどうするか。地球人が「優秀」な種族でなければ地球丸ごと破壊するが,優秀な種族かどうかは「善」なる種族かどうかで決まることが宇宙の法律で決まっている。ルールに則り,地球人を一人,無作為に選び,10日間,全能の力を与える。この10日間の行動が審査対象となる。
でもって,たまたま選ばれたのが,冴えない高校教師ニール(中年)。自分には何でも叶える力が備わっていることに気づき,さてどうしたものかとあれこれ考えながら,どうでも良いことを実現したり,実現してみては(うまく行かないから)やっぱりキャンセルしたり。果たして地球の運命はいかに!
★★★