2025年7月7日

ゲットアウト

(原題:Get Out)(アメリカ,2017)

久しぶりにまた観ました。あれ?エンディング,変わってるぞ。それに,全体に細かいところをかなり編集し直してるよね。

前に観た時は,最後にパトカーでやってくる警官は白人。ああ,終わった。最悪のバッドエンドです。で,今回観たバージョンだと,やってくるのは航空警察のパトカーに乗った友人のロッド。ああ,良かった。ハッピーエンド。個人的には今回の方が好きかなぁ。バッドエンドの方は,もう,救われないもんなぁ。

でも,アーミテージ家の使用人のジョージナ(ベッティ・ガブリエル)のセリフが減ってたかも。前の方は,もっと尺が長くて,何かをセリフで訴えてたような気がしましたが,気のせいか。あのシーンがすごく印象に残ってて怖かったから,もしカットしてたら,カットしなくても良かったんじゃないかなぁ。

他には例えば,パーティにいた若い黒人男性の握手の仕方が違う,ブラザーはあんな風には握手しないから怪しいとか何とか,そういうことをロッドに電話で話してた気がするけど,そんなセリフはなかったし。

そう思うと,以前のオリジナルバージョンの方が不気味でおぞましいインパクトはあったか。

★★★★



2025年6月28日

リバー,流れないでよ

(日本,2023)

タイムループのコメディ。まぁ,面白かったかな。主人公だけじゃなくて,登場人物全員,もとの記憶は残ったまま,ひたすら2分間のループ。こりゃ困った,さあどうする。

★★


三河雑兵心得 拾六 関ケ原仁義(中)

井原忠政 2025 双葉文庫

関ケ原前夜。茂兵衛五十四歳,鉄砲百人組を率いる侍大将として,ときに家康のもとで,ときに本多平八郎に付き従い,東へ西へ。


2025年6月26日

アブダクション

(原題:Devil’s Gate)(アメリカ/カナダ,2017)

まぁまぁ面白かったですよ。アマプラの評価が低いもんだから,さてどんなもんだろうと思って観てみましたが,けっこう面白かったです。設定もなかなか。

荒野のど真ん中にポツンと立つ,荒れ果てた農家。そこでは,地下に何かを監禁している一人の男がいた。彼は,妻と子の失踪事件の容疑があり,FBI捜査官がやってくる。

★★★


2025年6月24日

韓国,男子:その困難さの感情史

チェ・テソプ(著)小山内園子・すんみ(訳) 2024 みすず書房

これは名著でしょう!!

韓国の男性(性)問題に限らず,おそらく,日本も,また,アメリカなんかも,これと類似した状況になっていると思われます。だからこれは,単に,現代韓国社会の問題を理解するためだけではなく,全世界的な規模での,それも,ジェンダーの問題に限らず,ポピュリズムや極右の台頭,移民排斥,非グローバリズムなどあらゆる社会問題・政治問題を紐解く鍵となる,極めて汎用性の高い分析になっています。

しかも,訳が非常に読みやすい。まったくストレスなく読めます。これは,原著そのものが読みやすいのもあると思いますが,やはり,翻訳者の力によるところも大きいと思います。

最近読んだ中で,これは現代を読み解く上での必読書だと思ったのは,エマニュエル・トッドの『西洋の敗北』ですが,この『韓国,男子』もそれに匹敵するぐらい,ほほう,なるほど,そういうことか,ふむふむ,と思える一冊です。腑に落ちる一冊。だから絶対に読むべき一冊。


2025年6月19日

DASHCAM ダッシュカム

(原題:Dashcam)(アメリカ,2021)

なんだこれ。悪酔いするジェットコースターだな。怖いけどね。いろいろと汚くて,気持ち悪いだけ。最悪。見ちゃった。見なくて良いかも(笑)。


2025年6月14日

28日後...

(原題:28 Days Later...)(イギリス/アメリカ/オランダ,2002)

久しぶりにまた観ました。この次の『28週後...』(2007)に続き,続編の『28年後...』が6/20に公開されるということで,また観ました。やっぱ,よくできてるわ。全速力で走る感染者(ゾンビではない)。最初に見た時の衝撃はすごかったけど,再度見ても,全体に間延びしていない展開で,飽きさせない。

有名な,最初の,誰もいないロンドンの街。あっという間に感染するウィルス。真っ赤な目をした感染者が走ってくる恐怖。逃げ延びて立てこもる軍人たちの狂気。

しかし,これ,2002年公開だったのかぁ。今から20年以上前。もうそんなに経ったのね。ちなみに,今見ると映像が全体に粗いのは,これ,わざとだろうなぁ。以前に見た時はそんなに感じなかったけど,この粗い感じがまた,良い味を出してます。

★★★★


2025年6月1日

実は,拙者は。

白蔵盈太 2024 双葉文庫

面白かった~。主人公は野菜を売って日銭を稼いで,余った小銭でちびちび酒を飲む幸せに満足している町人・八五郎。ひょんなことで,気心知れた長屋の知り合いが,実はとんでもない裏の顔を持っていることを知ってしまい・・・!


JUNK HEAD

(日本,2017)

近々,続編の『JUNK WORLD』が公開されるそうで,久しぶりに観直しました。面白いね~やっぱり。釘付けになります。前に観たのは3年ちょっと前でした。

★★★★