2016年11月7日

マインドフルネス学会シンポ後記

昨日,日本マインドフルネス学会第3回大会のシンポジウムに登壇してきました。テーマは「身体」であり,他のシンポジストの先生方の話を,たいへん興味深く聴かせていただきました。

私は,箸休め的役割で,他愛ない武術の話をしてきましたが,武術の話をするのは楽しいし,何よりこうしてマインドフルネス学会で話す機会をいただいたことに感謝です。

午前は「マインドワンダリングとマインドフルネス」というテーマのシンポジウムで,これも興味深く聴きました。

しかし,やはり脳の話になってくると,やっぱり難しい。脳の話は,そもそも考慮に入れる情報量が多く,部位の名称からネットワーク的な話まで複雑でややこしく,しかもそういう知見が日進月歩で増えていきます。正直言えば全然ついていけない。

昔から変わらないけれど,私の認知的なキャパを超えるというか,議論になかなかついていけないというか,聞いている内に分からなくなるというか。今回,この辺りの理解を深めようと思ってシンポジウムを聞きに臨んだわけですが,逆に改めてそう思いました。

だから,普段,授業や研究会や講演で,あんまり脳の話は自分からしない方がいいかもなぁとも,改めて思いました(笑)。そのことが分かったこともまた収穫の一つ。生兵法は怪我の元。

1 件のコメント:

  1. 湯川先生でさえそうなのだから、私がわからないのも無理ないですね。安心しました(笑)
    ひいき目もあるでしょうが、あのシンポでは湯川先生が一番楽しそうに話してた印象ですし、その分一番耳に入りやすかったです。話題提供者の中では、先生が一番質問や意見が寄せられていたのでは?
    参加者の方も多種多様、客観的な視点からの意見よりも主観的感覚での良さを強く訴えられる方もいました。

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