ジョージ・オーウェル(文)フィド・ネスティ(編・絵)田内志文(訳) 2022 いそっぷ社
読み応えありました。ロシアがウクライナを侵略している今こそ読むべき,オーウェルのディストピア小説『1984』の漫画版。思想統制されている全体主義の国はこんな感じなのだろうという恐怖を抱かずにはいられません。
実は,原作小説そのものは読んだことはなく,映画の『1984』は観たことがありました。映画は非常に良かった。今回このグラフィック・ノベルを読んで,これが原作を忠実に表現しているのだとしたら,映画もかなり原作を表現していると思いました。あるいは,絵を描いているフィド・ネスティも,映画版『1984』を大いに意識しているように思えますが,役者の田内氏は小説『1984』の日本語版(2021)を翻訳しているので,原作に忠実なのだと思います。
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