2024年12月23日

シビル・ウォー アメリカ最後の日

(原題:Civil War)(アメリカ/イギリス,2024)

政治的な分断から,連邦政府から複数の州が離脱し,テキサスとカリフォルニアが西部勢力として政府軍との内戦に発展したアメリカ。14か月も雲隠れしている大統領のインタビューをするために,戦闘で破壊され無政府化した街を通ってワシントンD.Cへと向かおうとするジャーナリストのリー(キルステン・ダンスト)とジョエル。そこに,ベテランジャーナリストのサミーと,リーに憧れるジャーナリスト志望の若者ジェシーが加わる。ジャーナリスト目線で見た,戦争することの愚かさ,国民同士が互いに憎しみ合う内戦の愚かさ。

主人公のキルストン・ダンストって,あの『スパイダーマン』(2002)のMJです。年取って,シブい感じの俳優になってて,良いです。

市街戦の戦闘場面だとか,遠景で燃える街だとか,破壊された街だとか,虐殺された死体だとか,リアリティがあると思いました。昨今は,ウクライナ戦争やガザ戦争で,ミサイル攻撃や戦闘場面や破壊された街や被害を受けた市民の様子は連日のように報道されていますが,そうした現実の戦争中の様子がリアルに再現されていて,監督の気概を感じます。アマプラの評価はあんまり高くないですが,良かったです。

戦争は,いかんよ。

★★★


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