(原題:Reality)(アメリカ,2023)
仕事終わりにスーパーに寄ってから軽自動車で自宅に帰ると,突然,二人の男に呼び止められる,小柄な白人女性のリアリティ。男二人はFBIだと名乗ってバッヂを見せ,家宅捜索の令状が出ているから家に入りたいと言う。家の中に他に人はいないか,武器は置いていないか,矢継ぎ早に質問をしてくる。やがて応援のFBIも駆けつけ,自宅の周りには黄色い「立ち入り禁止」のテープが張り巡らされる。一体何がどうして?
[以下,ネタバレ]
2016年のアメリカ大統領選挙へロシアが介入した疑惑に関する機密情報を漏洩した罪で,懲役5年の刑に処せられた,国家安全保障局(NSA)の職員リアリティ・ウィナーの事件を映画化したもの。
この事件そのものを知らなかったので,何が疑われてるのか,何かの間違いではないか,何が本当なのか分からなくて,見ていてドキドキしました。だんだん暴かれていく真実が怖い。リアリティを演じたシドニー・スウィーニーの演技も素朴な感じで非常に良い。
逆に,事件を知っているであろうアメリカ人は(ニュースや新聞を見ないから知らないアメリカ人もいるだろうけど),これをどう見たんだろう。結末を知っている(ネタバレしてる)わけだから,たぶん,見え方もまったく違うんだろうなぁ。それはそれで,なんでごく普通の職員が重要な機密情報を漏らしたのか,その動機を推し量る物語,ということか。
★★★

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