武術は,身体の内側の感覚が重要だと思う。
私は武術の達人でも何でもないから,そんな素人が何を知ったようなことを言うか,という話ですが,外側の動きだけを真似たところで,それは術の半分までしか到達していないんじゃないかと思います。術の本質は,内側の感覚にある。
だから,師が弟子に内側の感覚を伝えることは,とても重要だと思います。別な言い方をすると,内側の感覚を伝えない(伝えようにもそういう感覚を大事にしていない)師は良師ではないと思う,ということです。そもそも,武術家として中途半端です。
競技をやっている人たちは,審判が外から勝敗(善し悪し)を判定するので,どうしても見た目にこだわっているように見えます。いわば外側の感覚を重視している。そこに興味関心があるし,そこについての言語しか持っていないかのように見えます。
本当の武術は,内側の感覚を重視します。人にどう見えるかは一切関係ありません。そういう稽古をひたすらやっていると,それはやがて禅になります。外側の感覚をひたすらやっても,残念ながら,禅にはなりません。
私はそう思います。
動的瞑想ですね。
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