2022年11月7日

杖道と空手

この1年半ぐらい,すっかり杖道に精を出しています。空手は膝に来ますが,杖道は来ないので,もっぱら杖道を修行しています。その杖道ですが,これまで空手で稽古してきた身体操作は大いに役立っていると感じています。

呼吸と締めと重心。これが空手の基本であり奥義です。というか,これはたぶん,武術すべての基本であり奥義でしょう。もちろん,杖道の先生方から見れば僕の杖道の技術は全くもって修行が足りないわけですが,稽古をしていて,自分なりに,つながっていると感じてやっています。つながっていると感じるというか,時に今自分が空手をしているのか杖道をしているのか分からなくなることがあります。ですから,空手と杖で全く途切れて別のことをしているというよりは,武術として究極的には一つの同じことをしている感覚です。

もちろん,徒手空拳か武器術かで違いますが,しかし,武具もまた身体の一部と化するわけで,杖道の稽古は,(糸東流)空手の形の分解組手と近いです。呼吸的な感覚はほぼ同じ。


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