2022 星和書店
「精神科診療におけるたとえ話の効用」という特集だったので読みました。案の定,巻頭言で,トールネケの『メタファー:心理療法に「ことばの科学」を取り入れる』(星和書店)からの企画であることが書かれていた。出版社が同じでしたね。
精神科の臨床現場で語られる,たとえ話(メタファー)。それぞれ筆者(医師)の経験から育まれていて,なるほどと思えるメタファーを読むと,その疾患(とその治療課程)のニュアンスが少し読み取れて,勉強になりました。
かれこれもう20年以上前に,余語さん,サトケンさん,大平さん,河野さんと筆記開示(筆記療法)の研究を始め(嗚呼,あの頃は若かった!),最近また言語の重要性が,特に「構成感情理論」や「感情粒度」などからも高まってきて,改めて「ことば」のもつ力を認識し直しています。
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