2026年9月2日

杖道七段六段審査会・地区講習会(福岡)その2:講習会

講習会は,審査会と同会場で,土日に行われました。先にも書きましたが,非常に広い会場であり,また,今回は参加者総勢約370名でしたので,若干少なめだったせいか,隣の人や他段位の人ともぶつかることなく,余裕をもってできました。

杖道愛好者の数は,杖道の全剣連番号がある数(有段者の登録数)からすれば,2025年3月末の時点で,25744人(内女性4300人)だそうです。しかし,初段二段を取って辞めてしまう人も大勢いますから,現時点で実際に活動している人数はもっとずっと少ないでしょう。たぶん2000~3000人ぐらいなのではないでしょうか。どうなのかな?

そのうち,講習会には400~500人,来ます。講習会は冬に東京で,夏に東京以外で開催されますが,冬の東京の講習会は,かなり手狭です。場所が狭いので,二組に分かれて順番に実技もざらです。その点,今回の福岡は370人で,体育館もかなり広かったので,二組に分かれることなくできました。

それはともかく・・・

こうしてわざわざ時間とお金を使って,全国から集まってくる人は,よほど杖道が好きな人であり,まさに,ただの「杖道愛好者」ならぬ芯からの「杖道家」だなぁと改めて思いました。全日本大会に出場される方々もみなさん,腕に覚えのある方たちなので,上手な方が多いですが,特に今回のように夏の講習会(つまり,東京ではない地区講習会)にやってくるみなさんは,上手な方が多いと感じました。いつもお見掛けする,静岡の方,徳島の方,大阪の方,京都の方,福岡の方・・・みなさんお上手です。好きこそものの上手なれ。

やはり,講習会は,八段の先生方による,基本動作12本(単独,相対)と制定形12本の解説が毎回行われますので,動作の確認や教本(解説書)の解釈など,本当に勉強になります。逆に言えば,この講習会での解説を毎回聞かないと(変更点もあり得るので),制定杖道は正しくできないのではないかと思います。なので,正しく制定杖道をしたいと本気で思うなら万障繰り合わせて講習会に参加すべき,でしょうね。うん。しかし,まぁ,人生において何を優先とするかは人それぞれ違いますし,また,どうしても調整がつかない場合もありますからね。

そして何より,東京以外の八段の先生のご指導を賜ることができるのも,こういう機会しかありません。東京は,八段の先生が大勢おられるので,杖道を稽古する環境としては極めて恵まれています。それでもさらに貪欲に考えれば,全国におられる八段の先生の教えに触れる,滅多にない機会ですから,これを逃すわけにはいきません。

今回,三四段の講師は,広島の宮脇先生でした。宮脇先生の丁寧な解説と誠実なお人柄に心から感銘を受けました。ああいう杖道をやりたい。