2024年11月30日

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)

(原題:War for the Planet of the Ages)(アメリカ,2017)

不時着した星は,猿(類人猿)の支配する星で,人間は原始的な暮らしをしていて,捕まえられた人間は家畜のように扱われていた・・・。映画『猿の惑星』(1968)は,小さい頃にテレビで見て,身が凍るほど怖かった覚えがあります。今から見れば動きの少ない被り物の猿マスクなんだけど,しかし,服を着て馬を駆り言葉を話す猿マスクが逆に何とも異様で,そんな猿(類人猿)が人間を家畜のように扱うのを見て,尻の穴が縮み上がる怖さを感じました。馬に乗っている兵士のような人が振り返ったらその人は人ではなく猿!うああああ,自分もこんなところに不時着しちゃたらどうしよう・・・って不時着しないけどね。

このマスターピースの設定の背景,つまり,そもそもなぜ地球が類人猿の支配する『猿の惑星』になってしまったのか(あ,ネタバレ)。一体何が起こったのか。この3部作は,その謎を解く話でもありつつ,それぞれにストーリーとしても観ていて面白い。

さて,今年公開された『猿の惑星/キングダム』(2024)ですが,このシーザーの物語3部作から300年後が舞台だそうです。そのうちアマプラで見放題になったら観ます。楽しみ。

★★★


2024年11月28日

猿の惑星:新世紀(ライジング)

(原題:Dawn of the Planet of the Apes)(アメリカ,2014)

人間と類人猿の戦いが始まる。

★★★


猿の惑星:創世記(ジェネシス)

(原題:Rise of the Planet of the Apes)(アメリカ,2011)

久しぶりにまた観ました。面白いね,やっぱり。

『猿の惑星/キングダム』(2024)が公開されたので,もう一度最初から観直してみようかと思いまして。

★★★


2024年11月17日

ムルゲ 王朝の怪物

(原題:Monstrum)(韓国,2018)

1500年代の朝鮮。王の座を狙おうと,疫病と怪物を使う領議政(総理大臣みたいなもの?)。Kモンスター映画。途中で飽きました。


2024年11月10日

シー・フィーバー 深海の怪物

(原題:Sea Fever)(アイルランド/スウェーデン/ベルギー,2019)

海,こえ~。何がいるかわかんね~から,こえ~。

★★★


呪呪呪/使者をあやつるもの

(原題:The Cursed: Dead Man’s Prey)(韓国,2021)

使者をよみがえらせて操って,とある製薬会社の執行部たちに復讐する事件を追いかける,フリーのジャーナリスト・ジニ。

「謗法師」っていう呪術をする少女が味方として出てくるんだけど,なんだか,この映画の前に主人公との間に物語がすでにあるような感じ・・・と思って,映画を観終わってから調べてみたらやっぱり。この映画,『謗法~運命を変える方法』っていうドラマの続編映画でした。やっぱしね~。

操られる死者の演出が良かった。集団激走Kゾンビ。ホラーではなくて,アクション映画だね。

★★★


2024年11月9日

アポカリプスZ:終末の始まり

(原題:Apocalipse Z: The beggining of the End)(スペイン,2024)

人間を凶暴化するウィルスが蔓延しつつある世界。妻を交通事故で亡くしたマネル。一足先にカナリア諸島へ避難した姉(旦那が軍人)から,避難所も危ないからと示唆され,ロックダウンされた街にそのまま居残ることに。やがて食料も尽きかける・・・。

ゾンビ映画の醍醐味の一つは,機能が完全にストップした現代の街でどうサバイブするかにあるわけですが,この映画もそこんところの,機能停止した街の様子やサバイブ具合もまぁまぁな出来。スペインゾンビ。まぁ,ただ,ゾンビ映画によくありますが,何か月も機能停止してるのに,登場人物たちの身なりはずいぶん綺麗です。そこは映画。

それから,最愛の妻を亡くした経緯だとか,かわいがっている猫と逃げるところは,多少のアクセントにはなってるけど,ゾンビサバイバルとはあんまり関係ない(笑)。ゾンビから逃げて生き延びるだけじゃ話としてはよくある話なので,そんなサブストーリーもかませてあるんだろうけどね。だったら,なんかもっと,妻の生前の言葉が九死に一生を得るヒントになるとか,相棒の猫が「ここぞ!」というときに活躍すれば良いのにね。

主人公マネルの武器は,趣味のダイビングで使う銛(もり)です。だからダイビング用のウェットスーツ着用↓。

★★


2024年11月6日

倫理的なサイコパス

尾久守侑 2024 晶文社

面白かった。やっぱり,主観的な思いや考えについて客観的な視点を「いちいち」添えながら書いているのがいい(笑)。主観と客観を行ったり来たり。タイトルは著者本人が考えたということですが,その意味もそういうことのように思います。春日武彦氏の本もそこが良いと思うわけですが,この人の本も,あれこれ買って読んでみようと思いました。

なお,精神分析系の精神科医です。私の認識では,分析系の医師は珍しいのではないかと思いますし,本書の中でもそういうようなことを書いていますので,実際,そうなのだと思います。

しかし,これまでこの人のことを全く知らず,タイトルから何となく面白そうだと思って買ったわけですが,予想外だったのが,34歳と若いことと,詩人でもあることでした。自分がつくづく年を取ったなと思いつつ,詩集も買ってみようと思います。


2024年11月3日

【翻訳しました】マインドフルネスの探究:身体化された認知から内なる目覚めへ

11月1日に,北大路書房より,MBCT(マインドフルネス認知療法)創始者の一人であるジョン・ティーズデールの著書"What Happens in Mindfulness"を私が翻訳した『マインドフルネスの探究』が出ました。

マインドフルネスを実践している人,マインドフルネスを教授している人,マインドフルネスを用いて臨床している人など,マインドフルネスに深く関わっている人に是非読んでもらえたら嬉しいです。

つまり,どちらかというとこの本は,一般書・入門書というよりは専門書であり,特に,マインドフルネスにしばらく携わって,あれこれ考えたり感じたり触れたり気づいたりして,マインドフルネスって何なんだろうと思って,もう少し深いところまで知りたい,という人向けです。