尾久守侑 2024 晶文社
面白かった。やっぱり,主観的な思いや考えについて客観的な視点を「いちいち」添えながら書いているのがいい(笑)。主観と客観を行ったり来たり。タイトルは著者本人が考えたということですが,その意味もそういうことのように思います。春日武彦氏の本もそこが良いと思うわけですが,この人の本も,あれこれ買って読んでみようと思いました。
なお,精神分析系の精神科医です。私の認識では,分析系の医師は珍しいのではないかと思いますし,本書の中でもそういうようなことを書いていますので,実際,そうなのだと思います。
しかし,これまでこの人のことを全く知らず,タイトルから何となく面白そうだと思って買ったわけですが,予想外だったのが,34歳と若いことと,詩人でもあることでした。自分がつくづく年を取ったなと思いつつ,詩集も買ってみようと思います。
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