全剣連の「杖道」を始めて約半年。先日,11月14日(日)に,千葉市武道館で,1級の審査を受けまして,無事合格しました。杖道には,基本十二本と形十二本がありますが,1級審査は,基本の1~3(本手打,逆手打,引落打)と形の1~3(着杖,水月,引提)。
1級はとりあえず,杖と太刀を扱う基本中の基本を見るだけで,ちゃんとやれば,普通は落ちることはないと思います(もちろん,程度の問題はあるでしょうけれど)。杖道を始めたことは前にもこのブログで書きましたが,1級を取って,千葉県の剣道連盟に登録されたので,自信を持って「杖道を始めました」と言える気がするようになりました。
杖道は,見た目はシンプルで動きも激しくないですが,奥が深いです。実際に杖と太刀で打ち合うという二人稽古の形式も,合気を感じることができて良いです。
剣道は防具の扱いがたいへんそうだし,竹刀で打ち合うのにも全く魅力を感じませんので,昔も今も一切やりたいと思いません。杖道と同じく刀を使う点では広い意味で剣術(刀法)の体系に含まれるのだと思うのですが,剣道の面白さと杖道の面白さはだいぶ違うと思います。その点,居合道は,シンプルですが奥が深く,動きも激しくないので,じっくりと身体に向き合って稽古できるところは,杖道に近いです。20年前ぐらいに初段まで取りました。ただ,大きく違うのは,居合道は一人稽古です。また,居合道も,刀の扱いに手間がかかることと,稽古の時の服装(いわゆる「和装」)が運動に向いていない気がしてやりにくく,要するにこれも手入れがいろいろ面倒でした。
杖道はその点,道具や服装(剣道着)の扱いがそれほど面倒でなく,一人稽古をすれば身体と向き合えるし,太刀と杖で打ち合う二人稽古をすれば間合や合気を感じられます。そういう意味で,自分にとってはちょうどバランスの良い武道だと思っています。
次は初段です。空手の段位をいただいていますし,特に昇段が目的というわけではないですが,区切りとして昇段審査があるのも,メリハリがあって良いですね。
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