2024年8月26日

ウェア ─破滅─

(原題:Wer)(アメリカ,2013)

現代に生きる狼男の話。グロい。とりあえず最後まで観たけど,話に深みとか哀愁とかないなぁ。なぜかときどきドキュメンタリータッチとかPOVとか監視カメラ視点。その他,いろいろ疑問点も多い。邦題の副題もなぜこれを付けてるのか不明。ウェア(Wer)はwerwolf(狼男,狼人間)のwerね。


2024年8月22日

マッシブ・タレント

(原題:The Unbearable Weight of Massiive Talent)(アメリカ,2022)

原題を直訳すれば,「とんでもない才能の持ち主の耐え難い重荷」でしょうか。ニコラス・ケイジが超人気映画俳優ニコラス・ケイジを演じるメタ映画。まぁまぁ面白い。

★★★


三河雑兵心得 拾四 豊臣仁義

井原忠政 2024 双葉文庫

惣無事令のもと,茂兵衛は小田原城周辺で跋扈する山賊(北条侍残党)を駆逐。京では,太閤秀吉が甥であり養子でもある関白秀次と揉め,秀次は切腹。豊臣家,崩壊への道。17歳で村を出た茂兵衛ももう48歳。

2024年8月現在,今のところ,この14巻が最新刊。次(第15巻)はいつでるのか,楽しみ。


2024年8月21日

三河雑兵心得 拾参 奥州仁義

井原忠政 2023 双葉文庫

徳川は江戸に移封。奥州再仕置。茂兵衛は,井伊直政隊とともに九戸政実討伐へ。


2024年8月19日

三河雑兵心得 拾弐 小田原仁義

井原忠政 2023 双葉文庫

北条征伐。茂兵衛,山中城と韮山城を攻める。


2024年8月18日

犯罪都市 THE ROUNDUP

(原題:The Roundup)(韓国,2022)

最初から最後までマ兄貴全開映画。悪を退治する兄貴の剛拳にスカッとしたい方は是非どうぞ。

★★★


2024年8月16日

隣人 ─The Neighbors─

(原題:The Neighbors)(韓国,2012)

死んだ娘が毎晩家に帰ってくる。

団地の一室に住む殺人鬼。女の子が狙われて殺される。ひょんなことでそのことに気が付いた守衛も殺される。死体遺棄に使われたカバンは自分の店で買っていった男のものではないかと疑うカバン屋の親父。10日ごとにピザを頼む102号室の住人の怪しさに何かおかしいと思うピザ屋のお兄ちゃん。殺された昼番の守衛を,夜番の守衛が代わりに勤めることになるが,どうも訳あり。この訳あり守衛も102号室の不審さに気付く。そして,はめられるヤクザの男(←マ・ドンソク兄貴!まだ若い!)。

ホラーサスペンスか。とにかく,色々と出てきて話に引き込まれるけれど,そもそも中学生の女の子がまず殺される時点でちょっと気分は滅入ります。その子が毎夜,自宅に帰ってくるというホラーなのですが,これは映画の最後にも関係してます。

ちなみにマ兄貴,やっぱし,殺人鬼野郎をボコスコにしてくれます。

★★★


クローブヒッチ・キラー

(原題:The Clovehitch Killer)(アメリカ,2018)

ふとしたきっかけで実は自分の父親がかつての猟奇的な連続殺人事件の犯人かもしれないと疑い始めた高校生のタイラー。

父親のドンは,敬虔なクリスチャンであり,ボーイスカウトの団長もしている,善良で家族思いの街の名士。タイラーはまさかそんな自分の父親が10年前の連続殺人鬼だとは信じられない。いや,信じたくない。しかし,調べれば調べるほど,父親が犯人である可能性が高まっていく。

実在した(現在,10回の終身刑で服役中の)「BTK絞殺魔」デニス・レイダーをモデルにしてるらしい。10人を殺したこのデニス・レイダーも実際,所属する教会の評議会の議長だったり,ボーイスカウトの団長もしてたりした。マジかー。吐きそ。

「クローブヒッチ」とは,ロープの結び方の一つ。連続殺人事件の犯人は,自身の犯行であることを誇示するがごとく,犯行現場にクローブヒッチ(巻き結び)をしたロープを必ず残していったために,「クローブヒッチ連続殺人事件」と呼ばれていた。

私もかつて小学生の時にカブスカウト(ボーイスカウトの弟分みたいなやつ)をやってましたが,毎週日曜日に集まって一体何をしていたのかほとんど記憶の彼方であり,せいぜいロープ結びをやっていたことぐらいしか思い出せない。他には,よく飯ごう炊飯やってカレー食ったなぁ(笑)。

★★★★


2024年8月15日

ロード・ハウス/孤独の街

(原題:Road House)(アメリカ,2024)

主演ジェイク・ギレンホール。かっちょえー!

観光で成り立ってる海に囲まれた島・グラスキー。島の中心のロード・ハウス(街道筋にある酒場)のオーナーは,このところ店を荒らしに来るチンピラを撃退するために,元UFCファイターで今はすっかり落ちぶれたダルトンを用心棒として雇う。

んん?これって『ドラゴンへの道』(1972)じゃね?タンロン!(そもそもこの映画は1989年の映画『ロード・ハウス/孤独の街』のリメイク)

ジェイク・ギレンホール,ほんと色々やるなぁ。1980年生まれ。『ドニー・ダーコ』(2001)で気弱な高校生。『ミッション:8ミニッツ』(2011)で特殊任務に就く兵士,この前見た『ナイトクローラー』(2014)で痩せたサイコ野郎,それから『ライフ』(2017)で宇宙飛行士。今回はムキムキマッチョのUFCファイターだもんね~。とにかく顔が特徴的。あのギョロ目とニンマリした口。

★★★★


鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

(日本,2023)

結局,最後まで観てしまった。鬼太郎はミイラ男と幽霊女の子どもだったんじゃなかったっけ?話と違うぞ。と思いきや,エンドロールの後,最後はなんだかそんな感じになってました。

★★


2024年8月14日

明日の記憶

(日本,2005)

主演・渡辺謙,樋口可南子。広告代理店のバリバリのやり手部長,佐伯雅行49歳。最近物忘れと頭痛がひどくなってきた。何度も同じものを買ってくる夫を心配して,妻は一度病院に行って診てもらうよう促す。検査の結果,若年性アルツハイマー病であることが判った。やがて仕事にも支障を来すようになる。

なんというか,他人事ではないな。本人も奥さんも,その絶望感たるや,想像を超えてるだろうなぁ。心が痛い。

★★★


ナイトクローラー

(原題:Nightcrawler)(アメリカ,2014)

主演ジェイク・ギレンホール。ケチな窃盗でなんとか食ってる無職の男ルイス・ブルーム。ふとしたきっかけで,特ダネ映像を売り込むフリーのカメラマンになったが,生来の無神経さ,冷酷さ,計算高さから,事件映像を撮って売るのは天職とばかりに警察無線を傍受して事件を追っかけるようになる。さらにはテレビ局の女性ディレクターを脅してスカして操って自分を高く売り込むようになる。

ジェイク・ギレンホールの顔がまた,目玉ギョロギョロと気持ち悪いし,変な猫背で怪しいし,人に対してまったく共感せず,車で追いかけるときもスピード出し過ぎの乱暴な運転で,ペラペラとよくしゃべり,ただただ自分の出世のみを考えている,まさしくこれぞサイコパス野郎です。

この映画も,観るまでこういう映画だとは思わなかった。仕事一筋の特ダネカメラマンが事件に巻き込まれる(でもって犯人扱いされる)とか,そんな平凡なサスペンス映画を想像してました。とんでもない。開いた口が塞がらないサイコパス映画でした。早く観ておけば良かった。

★★★


2024年8月9日

ジョジョ・ラビット

(原題:JoJo Rabbit)(ドイツ/アメリカ,2019)

今日は,79年前に長崎に原爆が投下された日。

昨今,ヨーロッパや中東のみならず,世界全体がなんとなくギスギスしてキナ臭くなっているような気がしますが,とにかく,何にせよ,戦争はいかんです。

★★★


2024年8月8日

ザ・ハント

(原題:The Hunt)(アメリカ,2020)

そう来たか~。これは予想外だった。これは早く観れば良かった。

目が覚めると,森の中。なぜか猿轡をされている。他にも同じような人が何人かいるようだ。なぜか各種武器とコブタ。武器を取った途端,遠くから狙撃されたり爆破されたりして,無残に次々と殺される人々。どうやらこれは超金持ちたちが,庶民を誘拐して楽しんでいる人狩ゲームのようだ。が,しかし!

このポスターの絵はあんまり内容を表してないね~。不条理状況でキャーキャー逃げ惑う,単調なホラー映画じゃありません。いわゆるアレです,「ナメ殺」です。

★★★★


八月納涼歌舞伎

歌舞伎座の「八月納涼歌舞伎」を観に行ってきました。京極夏彦脚本の『狐花』です。夜の6:15開演。

歌舞伎座は東銀座駅を降りてすぐ(直結)。歌舞伎座には初めて,そもそも,歌舞伎を生で観るのも初めて。ああ,こういう規模のこういう雰囲気のところで,客はこうふう風に観るのか,花道ってのはこういうことか,舞台はこういう風に色々と演出がなされるのかと,すべて初体験でした。

テレビや映画やインターネットがない時代,こりゃ確かに人気の娯楽だと改めて感心。舞台がせり上がったり回転したり,横から花道を通って出てきたり,上から降ってきたり煙が出たりと,観客を飽きさせない演技と装置。役者さんも,主役級はかっこいいもんね~。

しかし,役者さんは,それも主役級は,昼の部の別の芝居にも出ていて,しかもこれを1ヶ月続けるわけでしょ?いやぁ,ハードだわ。すごいわ。

今度はいつか,伝統的な古典歌舞伎を観てみたい。


三河雑兵心得 拾壱 百人組頭仁義

井原忠政 2023 双葉文庫

鉄砲隊百人組を率いることになった茂兵衛。弓隊と槍隊と荷駄隊含めて総勢三百名。植田家の郎党も五十名ほどに。すごいな茂兵衛。ただし身分は足軽大将。百姓あがりと未だ揶揄され,侍大将にはなれず。本多平八郎の娘お稲が,真田源三郎の正室として嫁ぐことに。これまた表裏比興ノ者・真田昌幸とあれこれあります。

このシリーズ,ホント面白いです。


2024年8月2日

東京都杖道大会「二段の部」準優勝

7月27日(土)に東京武道館で開催された東京都杖道大会で「二段の部」に出場し,準優勝しました!

ペアを組んだ山田剛士さん(東都日経杖道会・桃林杖道会)(左)と記念撮影

杖道の試合は,「仕杖」と「打太刀」の二人で行う形(かた)を演武して優劣を競い合います。優劣は主審1名と副審2名が判定します。

試合の様子(東京武道館)

武道は,稽古が主で試合は副だと,拙著で何度も繰り返し訴えている通りです。ですから試合はあくまで普段の稽古の成果を披露する場であり,勝ち負けは重要ではありません。一つの区切りであり,稽古の成果を高段者(主に七段・八段の先生)である審判のお三方に見てもらい,対戦している相手とどちらがよく稽古できているかを判定してもらう場と言えるかと思います。

ですから,試合における勝敗は極めて相対的なものであり,絶対的なモノサシではありません。自分たちより稽古している組と当たれば負けるし,そうでなければ勝ちます。これはスポーツと同じですね。だから,よくよく考えてみても,武道にとって,勝敗はやっぱり本質的には重要ではありません。武道は,術を習い,身体を練る,そこに喜びを見出すマインドフルな営みです。ですから,勝敗を競う試合はあくまで副,稽古の一部です。

ただ,それでも単純に,勝てば嬉しく,負ければ悔しい。人間は,同種他個体の他者から高評価を得たいという珍しい種です。特に銭金のような報酬ではない他者からのそうした評価は,その営みへの動機づけを内発的に高める誘因になりえます。この辺りは,最近出しました拙著『武道家の稽古・鍛錬の心理学』(BABジャパン)に書きましたのでご参照ください。

いずれにしても,武道は普段の稽古が主ですから,これを機に,また稽古がより一層楽しくなりそうです。決して試合のために稽古をするのではありません。そこのところを履き違えると,武道は即座にスポーツになってしまって,武道稽古の面白味(味わい)が半減してしまいますから。

狐花 葉不見冥府路行

京極夏彦 2024 角川書店

歌舞伎座の八月納涼歌舞伎「狐花 葉不見冥府路行」の脚本。京極夏彦×歌舞伎のコラボで,講演と同時発売!でもって,その八月納涼歌舞伎を観に行くことにしたので,早速,観る前に読みました。怖い。そして陰陽師・中禅寺洲斎(京極堂の曽祖父)の憑き物落とし。



女神の継承

(原題:The Medium)(タイ/韓国,2021)

タイ・韓国の合作ホラー。舞台はタイ北東部。悪霊に憑りつかれた姪・ミンを,女神バヤンを継承する祈祷師(霊媒師)ニムが助けようと奔走する。

映画は,女神信仰とその霊媒師の取材という形のモキュメンタリ―。いやぁ,なかなか怖かった~。そして,救われね~。徹底的に祟られます。

★★★