2025年5月7日

バイバイマン

(原題:The Bye Bye Man)(アメリカ,2017)

おお,これはなかなか良かった。

目的が分からないけれども,そもそも魔物に目的なんかないか(笑)。あいや,しかし,行為には物語がないと説得力が欠けるわけで,現時点では目的を失っているように見えても元々はなんらかの原因・理由がないとダメでしょう。「魔」の発生する原因・理由。それはここでは語られてない。タブーの形式である「魔」だけがある。欧米には,こういう魔物の民話や都市伝説でもあるのかな?ま,似たようなのは,どこの文化にもあるか。そういえば「キャンディマン」もこれに近いね。でも,「キャンディマン」には,差別にまつわる濃厚な物語が背景にありました。

いずれにせよ,こいつの名前を知ってしまって,それを口にすると,口にしたその本人は幻覚を見て凶行に走る。唯一の解決は,こいつの名前を聞いた人間を洗い出し,皆殺しにしなければならない。自分も含めて。

考えれば考えるほど考えてしまう。そう,いわゆる「リバウンド効果」ですね。

★★★


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