(原題:Sympathy for the Devil)(アメリカ,2023)
ニコラス・ケイジ!
頭のイカれた野郎とかヘンな奴をやらせたら,世界一だなぁ。しかも,まぁ,よくこれだけ映画に出てるよなぁ。『ロングレックス』と『ドリーム・シナリオ』と同じ,2023年ぢゃないですか。何でもやるよなぁ。すごいなぁニコラス・ケイジ。
妻が出産間近の冴えない中年男デイビッドは,小さい息子を親戚に預け,急いで病院へ向かおうとする。第一子が出産時に亡くなったこともあり,妻も自分も出産にはことさらに心配ばかりが募る。急いで車を走らせ,ようやく病院の地下駐車場に着いて降りようとしたとこと,真っ赤な髪の毛でワイン色のスーツを着た奇妙な男(ニコラス・ケイジ!!)が突然後部座席に乗り込んできて,拳銃を向け,「車を出せ!」と凄んできた。すわ,強盗か!?しかもこんなときに!
タイトルですが,これは,ローリング・ストーンズの曲(日本語では「悪魔を憐れむ歌」と訳されてる?)ですね。そこから取ってきたんでしょうね,きっと。そのまま日本語に訳せば,「悪魔への共感」でしょうか。で,そのストーンズの曲を聞いてみましたが,ほうほう,なるほど,悪魔が語ってる歌なのね。サビは,
Pleased to meet you / Hope you guess my name / But what's puzzling you / Is the nature of my game
です。ちゃんと韻を踏んでますね~(なんか,大学1年生のときの英語の授業を思い出しました。その先生は英詩が専門でした)。youとyou,nameとgame。訳せば,
「お目にかかれて光栄です/私の名前をご存じであれば幸いです/なお,あなた方を惑わせていますが/それが私のゲームの特徴なのです」
でしょうか。なるほど~。いやはや,この曲をもともと知ってれば,この映画もまた面白味がさらに深まっただろうなぁ。教養ってのはホント,重要です。知ってるか知らないかで,その後に遭遇する物事の味わい深さが変わる。それが教養っちゅうやつですね~。
★★★

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