2025年2月19日

一冊でわかる韓国史

六反田豊(監修) 2021 河出書房新社

これは分かりやすかった。韓国・朝鮮の歴史を知りたくて買った一冊。

日本史だって正確にちゃんと分かってるわけじゃないけど,中学高校で習ったことをベースに,まぁ,だいたいの流れは分かってる(つもり)。最近は,NHK大河ドラマ『どうする家康』を観てから,戦国時代が面白くて,時代小説にはまってます。戦国時代とは違うけど,『極楽征夷大将軍』も面白くかつ勉強になりました。まさに「教養としての歴史小説」(今村翔吾)ですね~。最近の高校では「歴史総合」になって,日本も世界もひっくるめたグローバルな歴史理解にシフトしているようで,前に読んだ『教養のグローバル・ヒストリー:大人のための世界史入門』は非常に面白かった。

韓国の映画は面白いし,よくできているから,よく観るわけですが,このとき,テーマとして植民地支配だとか独立だとか民主化だとか南北分断だとかいったことがしばしば出てきます。通り一遍には理解しているつもりでも,分かっているようで分かっていないところもあり,では,もう少し広い(長い)視点で,近現代に至るまでの韓国・朝鮮の歴史を含めて,そもそも韓国・朝鮮ってどんな国なのかを改めて知りたいと思って,何冊か買いました。そのうちの一冊。

この本は,建国神話から現代まで,韓国・朝鮮の歴史を一冊で一挙に読めるのが,たいへん良かった。文章の平易で分かりやすい。しかし,膨大な情報の要点をこうしてコンパクトにまとめるのって,ホントすごいことだよなぁ。韓国・朝鮮史を知りたいと思ったらまず最初に読む一冊として,大正解でした。


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