(原題:The last journey / Last Journey of Paul W.R.)(フランス,2020)
フランスSF。近未来,資源が枯渇した地球に赤い月が接近し,人類はその月から「ルミナ」というエネルギーを得てしのいでいたが,やがてその月が軌道を変えて地球に向かってきた。赤い月を破壊できるのは人類でただ一人。なぜなら,その男は唯一,赤い月を覆う磁場の影響を受けないから。男の名はポール。しかし,ポールは破壊計画から抜け出して,追われる身に。
原題は,「最後の旅」か「ポールの最後の旅」。そっちの方が良いんじゃないかなぁ。「レッド・グラビティ」って,「赤い重力」って意味だけど,この話,「重力」関係ないんだよね(笑)。関係あるのは「磁場」。ポールは,訳あって,赤い月を壊したくなくて,それを証明するために,昔見た「イメージ」の森が現実に存在することを確かめようとする(自分は狂っていないことを証明するため)。って話なんだけど,ラストの意味も含めて,ところどころ意味がよく分からなかったぞ(笑)。まぁ,「イメージ」は予言(未来予知)ってことなんだろうけど,どういう理屈で雨?まさか,カルト映画と化すか!?
途中途中の追っかけっこや,一緒に逃げる少女も怪しい兄貴も良かったけど,ストーリーやシーンでなんで?どうして?どういう意味?ってのが結構あって,よく分からん,というのが観てすぐの感想。ただ,反すうしてると少しずつ分かるところもあるから,それなりに良い映画なのだと思う。「ルミナ」開発と赤い月破壊計画のボスは,ポールの父親で,ジャン・レノでした。ここでもやっぱり丸メガネ。
★★★
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