2026年8月12日

吉永進一セレクション第一巻 霊的近代の興隆:霊術・民間精神療法

吉永進一(著)栗田英彦(編) (2024) 国書刊行会

「精神療法」って言っても,現代の心理療法・精神療法とは違います(なお,心理学では「心理療法」,医学では「精神療法」と言いますが,両者は基本的には同じことを指してます)。

この本で言うところの「精神療法」とは,大正期・昭和初期に流行した,いわば「精神力(生命エネルギーのようなものとかいろいろ)によって(他者の)癒しや治療を施す技法」全般のことです。西洋の催眠術とか,日本土着の(神道や仏教などの)民間療法とかが融合合体したもので,「霊術」とも呼ばれていた。

オカルト研究や宗教研究の文脈で語られるテーマで,前にも『近現代日本の民間精神療法』(栗田英彦/塚田穂高/吉永進一 編)も読みましたが,本書はその編者の一人,吉永進一氏没後にまとめられた氏の論文集であり,非常に勉強になりました。

第二巻は『洗脳・陰謀論・UFOカルト』です。これもまた非常に興味深いので,すでに入手済み。そのうち読みます。



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