2017年9月14日

月刊『秘伝』10月号

月刊『秘伝』10月号(9月14日発売)の特集は,「”瞑想”という武器」です。私も登場します。「瞑想と武術」といったテーマで書いていますので,ご興味のある方は是非,手に取ってご笑覧いただければ幸いです。


ここで書いていることは,要するに,私がこれまで拙著『空手と禅』『空手と太極拳でマインドフルネス』で主張していることでもあります,「武術稽古とは,行為としては,マインドフルネス瞑想である」ということです。

「行為としては」というのは,在り方としては瞑想そのものですが,そのことを自覚しているかどうかで,瞑想かどうかが分かれると思うからです。

起きている(覚醒している)間のあらゆる行為・状態は,すべて瞑想(マインドフルネス瞑想)となりえます。瞑想と自覚して行為するかどうか,瞑想と自覚してその状態にあるかどうかで,瞑想となったりならなかったりします。

ですから,武術でなくても瞑想になりうるわけですが,日常一般の行為や状態に比べれば,武術稽古はより瞑想として自覚して取り組みやすいといえます。

今回の記事をお読みになり,興味関心を持たれたからは,拙著『空手と禅』『空手と太極拳でマインドフルネス』に詳しく書いていますので,是非,ご参照いただければと思います。