2024年3月15日

ガンダム

 ガンプラ6体目。今度は,連邦の白い悪魔。

実は,開封した時に「シール」をどこかに失くしてしまって,一部,カラーの欠けているところがあって,ちょっと残念。付属品はちゃんとチェックしよう~。



2024年3月12日

「差別」のしくみ

木村草太 2023 朝日選書

憲法学の視点から,夫婦別姓問題と同性婚問題を中心に,また,日米を比較しながら,差別のしくみを考える。こまかく分析していくと,何がどう差別なのかが,解けます。

あからさまな差別行為ではなくて,一見問題のないような言動だとか判断の中に,差別的な感情が含まれていることを知ることができます。その意味では,中島義道『差別感情の哲学』とも通じ,自分の言動や思考・判断の意味に,今以上に自覚的になることが必要だということを改めて感じました。


2024年3月5日

殺人者の記憶法

(原題:Memoir of A  Murderer)(韓国,2017)

また観ました。二回目観ると,またちょっと違った感じがします。細かいストーリーは意外と忘れていますね。ソル・ギョング,良い味出すなぁ。

しかし,アマプラですが,前に観た時と少し編集が違う(短く編集されている?)ような気もしないでもないけれど,どうなんでしょう。ちなみに『殺人者の記憶法 新しい記憶』というバージョンもあり,そっちはまだ観てません。観たい。

★★★★


インデペンデンス・デイ:リサージェンス

(Independence Day; Resurgence)(アメリカ,2016)

あのエイリアン侵略から地球を守った日から20年。またもやエイリアンが,さらなる巨大戦艦で地球に到来。人類,どうする?

20年前の懐かしの登場人物が再び登場。

★★★


2024年3月4日

SISU/シス 不死身の男

(原題:SISU)(フィンランド,2022)

最強ジジイVSナチス部隊。痛快アクション。舐めてたナチスがコテンパンにやられます。ちょっとグロいけど。

★★★


ギャン

ガンブラ5体目。マ・クベ大佐の搭乗機。

しかしほんと,今のガンプラは,実によくできている。組み立ても,素人に優しいし,最初から色は付いてるし,可動域を滑らかにするための工夫が随所になされているし,裏側とか細かいところとかまでよく装飾がなされてるし,組み立てる楽しさを高めるために,こんなところパーツに分ける必要あるの?っつうぐらいあえて細かくしてあったりして,ホント,すごいです。

40年前のガンプラに比べたら,もう,天と地の差だね。



2024年3月3日

インデペンデンス・デイ

(原題:Independence Day)(アメリカ,1996)

たしか公開当時に観たので,約30年前ですか。圧倒的な戦力と科学技術を持つエイリアンの侵略という人類最大の危機に対して,大統領以下一致団結して戦う。当時としては,超巨大な円盤型宇宙船に恐怖した覚えがあります。シールド(バリア)貼ってて,ミサイル攻撃なんかも一切効かないし。

ストーリーとしてはものすご~く単純ですが,観る方も単純に,大統領の演説に,勇敢に立ち向かう科学者やパイロットたちの姿に,思わず泣けてしまう。30年ぶりに観ましたが,やっぱり泣ける。俺も単純だな~。

思わず涙してしまうのは,なんだろうね,スポ根マンガ的なのかな,あるいは,寅さん的なのかな。自己犠牲的に戦う人の姿には,泣けるのか。

ただ映像的にはやっぱり,30年の月日は大きいかも。最近のSFは,映像的にもっとリアルですね。奥行とか,ディテールとか。4Kデジタルリマスターとかすると,もっと良い感じになるかも。人気の映画だから,リマスター版もあるんだろうね,たぶん。

★★★


2024年3月1日

暗数殺人

(原題:Dark Figure of Crime)(韓国,2019)

実話に基づいた話。殺人罪で捕まったカン・テオ(チュ・ジフン)。麻薬捜査中に会った刑事キム・ヒュンミン(キム・ユンソク)に,留置所での面会中,連続殺人を告白する。カン・テオは,留置所で使うための金や物を要求しながら,手がかりを小出しに与えるも,支離滅裂だったり曖昧だったり嘘だったり前言を撤回したり怒鳴ったり嘲笑ったりして,キム刑事を翻弄する。キム刑事は,わずかな手がかりを基に,粘り強く愚直に捜査を続ける。

★★★


越前宰相秀康

梓澤要 2013 文春文庫

単行本2011年刊。結城秀康の小説2冊目。秀康が辿った大筋や,ところどころのエピソードはだいたい同じですが,なぜそういう判断をしたのか,そのときどういう思いだったか,誰がどこにいるか(どこに出てくるか)などは,当然だけど小説だから両者で違いますね。

歴史的な事実や,話として伝えられているエピソードや,寺社の縁起なんかを総合して,そこから想像して,話をつなげて,物語として構成するわけだから,話のタネは点であり,その点と点をどうつなげていくかがその歴史小説の面白さなんだなということが,読み比べてみて改めて分かりました。その意味では,この梓澤本より大島本の方が面白かったかなぁ。

梓澤本は,大島本に比べて,相対的に,秀康とその周辺があまり不遇ではない。それなりに遇されています。大島本の方が,不遇さ故の屈折した秀康の心模様が描かれています。父・家康に対して屈折した思いを描いている点は同じですが,その原因となる不遇さ・不条理さが,大島本の方がはっきりしいているのに対して梓澤本の方はその辺が緩い。それなりに好待遇だから,なんでそんなに屈折するのかに対して説得力が弱い。

まぁしかし,一方で大島本の弱いところは,服部半蔵をキーマンに使いすぎて,理屈づけやつじつま合わせに,暗躍するこの忍者に頼り過ぎなところがある点かな。あと,もう一人のキーマンに,黒人の従者がずっと付いているだけど,これは大島本の創作なのかもしれない。まぁ,忍者や黒人が出てくるところが,ある意味,エンターテイメント性を重視した,より「小説」的な小説だから,大島本の方が読み応えがあって面白いのかも。

もう一冊,植松三千里氏のものも買ってあるので,そのうち,読みます。


2024年2月29日

ペパーミント・キャンディー

(原題:Pepermint Candy)(韓国/日本,1999)

うううん,なんとも切ないなぁ。

1999年,20年ぶりの同窓会のピクニックに,なぜかスーツで現れたキム・ヨンホ(ソル・ギョング)。一人,荒れに荒れて,自棄になって,やがて線路に立って,迫りくる列車の前に立ちはだかり,「帰りたい!」と叫ぶ。話はそこから,時間を少しずつ巻き戻りながら,キム・ヨンホの人生を回想していく。

弱くて優しくて寡黙で優柔不断で不器用で,その反動か鬱屈か,悶々として耐えきれずになって,やがて爆発して前後不覚に暴れ出す無軌道さ。ああ,なんでこうなってしまったんだ,俺の人生は何だったのか,一体どこで間違えたんだ。もう一度,あのときに,初恋の人に会った20年前のあのときのこの場所に戻りたい。

ソル・ギョング,いい役者だなぁ。ラスト,泣けるなぁ,切ないなぁ。

★★★★