2015年5月26日

身体動作の会

昨日,その,例の古武術体験会に行き,体験してきました。いや~,なかなかに「なるほどそうか」と思える動き方のコツがあり,感心しました。昨日は体験会と言うことで盛りだくさんだったので,一つ一つ丁寧に稽古したいです。

今回の体験会を受けて,近々,定期的に活動する方向で進めるそうなので,筑波大学関係者(学生・院生,それから教職員含む?かな)で興味ある方は,まずは湯川までご連絡を。

筑波大学 身体動作の会
(代表:的場)(顧問:湯川)

2015年5月19日

古武術の体験会

以前,このブログでも書いた,甲野陽紀先生の弟子である筑波大学1年生の彼が,新しくサークルを起こすに辺り,まずは来週5月25日(月)の夜に,体験会を開くことに相成りました。私は顧問教員ということでバックアップしつつ,同時に,稽古をつけていただくつもりです。

大学のサークルとして立ち上げるので,対象は当面,(筑波大学の)学生・大学院生,ということだったと思います。

もしこのブログの記事を見た筑波大学の学生・大学院生で,興味関心のある人がいましたら,私(湯川)までご連絡ください。別途,詳細お知らせします。

2015年5月18日

膝痛

足先が向いている方向と膝が向いている方向が一致していないと,膝を痛めます。身をもって学習。膝が内側に落ちていると良くない,と空手やタイチーの本なんかでしばしば目にしてきたけれど,このことなのね,と実感しました。

というのも,タイチーをした後にどうも,膝が痛い気がする。タイチーを教えてくれたスティーブも,その先生のPang先生も,後ろの足は90度に開け,と言っていたのでそうしていたのだけれど,もしかしたらそれが原因かしら,ということでもう少し角度を付けてみたら,やはり練習後の感じが違うわけです。

スティーブは,確かに90度近く開けと言っていたけれど,それは股関節(股)をよく開くための方法というか方便だとも言っていました(90度に開けとPang先生は言っていたけれど,実際そのPang先生がそうでなかったりする,とか言って笑っていました)。だから,重要なのは足の向きではなくて,股を良く開くことなのです。こういう教えがあるくらいですから,我々はつい足の張り出しが緩むので,結果,足先は90度のまま,膝が内側に落ちていたわけです。こうなると,足先の向きと膝の向きがずれてきます。どうも,これが痛みの原因だったのではないかと推測しています。

今,調整中。足先は,あまり無理して90度を意識せず,空手と同じように自然に大体60度?45度?ぐらいにして練っています。もちろん,こうして後ろ足に角度をつけると股の角度も狭まる(閉じる)ので,そこは十分に開きながら(アーチ状に張りながら)。

もし武術をやっていて膝の痛みの,特に膝の内側に痛みのある人は,足先の向きと膝の向きがズレていないか,捻れや捻りが加わっていないか,確認してみると良いかもしれません。不自然な捻りが加わったまま稽古を続けていると,膝に無理な力が掛かり続けて,やがて痛んでくるかもしれません。私のように(笑)。

2015年5月7日

卓球

昨日,義兄に卓球をさせてもらいました。義兄の自宅には卓球台があるほどの懲りようで,その義兄と卓球をした,というわけです。もうかれこれ20年振りぐらいにラケットを持って球を打ちました。

いや,まず,今現在,右肩が痛い(笑)。改めて思ったのは,卓球という競技は,片方の腕だけを使うのね。テニスも一緒だろうけれど。ラケットを左右に持ち変える選手ってのは,いないんだろうか。バランス良く運動するために,左手でも同じ量,打ちたい。

それから,素早い足腰のステップは当然ながら,特に腹回りの筋肉を使うのだということが,よく分かりました。振りかぶって打つという動作は捻っているから,これは横腹辺りに効く。打つ瞬間には,下腹を締める。運動として,お腹を締めたい人は,卓球をやると良いかもしれない。

卓球をしている人でも,腹回りの豊かな人はいるだろうけれど,きっとそれは,競技として勝つことを求めてしまう故,コツを覚えてしまい,身体全体を使って動かなくなってしまうんだろうなぁと推察。

全身運動だと思えば,結構,腹回りに効くと思う。ただ,上記の通り,どうしてもラケットを持っている方の腕ばかり使うのはちょっと難だけれど。

見たままの通りだけど,実際にやってみると,反射神経も養えますね。球が帰ってくる距離と時間が,短い。その間に,球筋を見て位置取りをして,自分の腕振りの軌道を決めて,打ちたいところへ球を運ぶために振りの強さとスピードとラケットの面を調整して腕を振る。これを,いちいち考えながらではなく,瞬間的に反射的に行う。

ボールを投げるにしても,スケートやスノボーで滑るにしても,手元を見ていてはいけない。投げる先,滑る先を見ていなければならない。卓球の場合も然り。球を運ぶ先を見ていないと,球はそこにいかない。

気功的にはまさに,「意」を用いて「気」をそこに向けて運ぶのと同じだ。「意」は「目」の向けた先に向かう。従って,気を運びたいそこを見る。

いや,おそらく,卓球も,本格的になれば,球の行く先を見るのではなくて,さらに場全体を見る,相手を含めた場全体に意識を万遍なく向ける,という風になるんだろうなと思います。武術も同じ。気を向けたいところをじっと見ていてはいけない。相手を含む場全体にマインドフルに意識を向ける。

というわけで,卓球は,武術だ。

もしこれが,勝ち負けとかどうでも良くなり,ただひたすらラリーをすることが目的的になったら,それはもう「卓球道」となりますね。そうなると,卓球は武道だ,ということになります。

あの,カコンカコンと打ち合う一定のリズミカルな動きは,有田秀穂先生的に言えば,セロトニンを分泌させます。坐禅と同じです。

というわけで,卓球しているときの幸福感は,非常に良いものでした。運動後のリダクションも,爽快でした。わずか30分程度の運動ですが,かなりの有酸素運動でした。こりゃ,義兄がはまるのも分かる。

2015年5月1日

競歩

最近また,足が痛い。

以前は足の甲と脛の外側だったけれど,これはほぼ理由が分かりました。おそらくホノルルでサンダル履きを4ヶ月間していたせいです。つまり,つま先だけで引っ掛かっている不安定な履き物で,そのつま先をそり上げながら歩き続けると,足の甲と脛の外側が痛くなります。もちろん,靴であってもそういう風に歩けば,同じように痛くなります。このとき,たぶん,僕の場合特に,後ろに体重が乗ってしまう姿勢のため,足だけ前にそり上げるような歩き方になっている。

だから,つま先を上げて踵から降りるという歩き方が悪いわけではない。ウォーキングにおける正しいフォームだとか,正しい歩き方だとか,そういった類の情報を検索してみると,どれも,そう書いてあります。

一方このところ,膝が痛くなってきました。長年履き慣れているコンバースのハイカット28.5cmでも,膝が痛くなる。となれば,理由は歩き方です。たぶん,体重が後ろに乗っている歩き方が良くない。と分かってはいるものの,あれこれ歩き方を変えても,どうも上手く歩けない。でもって,痛みは軽減しない。どころか,ますます痛い。まるで膝がむくんでいるようだ。実際,むくんでるかもしれない。

そこで,最近,世界記録を日本の選手が更新した「競歩」に学んでみようかと思い,調べてみました。競歩の技術は,面白い。もちろん,ただやみくもに歩いてるんじゃなくて,いかにして長い距離を速く歩くかを極めた競技です。必然,疲れない痛めない歩き方を追求しているわけです。これは学ぶに値する。

元陸上長距離の選手で,ウォーキングやランニングに関する著書の多い,金哲彦さんの,ウォーキング(における歩き方)に関して説明しているサイトも参考にしました。情報が多いことと僕自身が素人なのでよく分からないけれど,ウォーキングも競歩も,当然どちらも「歩く」という行為に関することなので,見た目はだいぶ違うけれど,なんとなく原理原則は同じに思えます。

足運びや体幹の持って行き方,後ろ足の蹴り方,腰の使い方,腕の振り方などなど,色々と参考になります。

さて,ということで,当面,僕の中で「競歩」と「ウォーキング」が流行しそうです。