2015年5月18日

膝痛

足先が向いている方向と膝が向いている方向が一致していないと,膝を痛めます。身をもって学習。膝が内側に落ちていると良くない,と空手やタイチーの本なんかでしばしば目にしてきたけれど,このことなのね,と実感しました。

というのも,タイチーをした後にどうも,膝が痛い気がする。タイチーを教えてくれたスティーブも,その先生のPang先生も,後ろの足は90度に開け,と言っていたのでそうしていたのだけれど,もしかしたらそれが原因かしら,ということでもう少し角度を付けてみたら,やはり練習後の感じが違うわけです。

スティーブは,確かに90度近く開けと言っていたけれど,それは股関節(股)をよく開くための方法というか方便だとも言っていました(90度に開けとPang先生は言っていたけれど,実際そのPang先生がそうでなかったりする,とか言って笑っていました)。だから,重要なのは足の向きではなくて,股を良く開くことなのです。こういう教えがあるくらいですから,我々はつい足の張り出しが緩むので,結果,足先は90度のまま,膝が内側に落ちていたわけです。こうなると,足先の向きと膝の向きがずれてきます。どうも,これが痛みの原因だったのではないかと推測しています。

今,調整中。足先は,あまり無理して90度を意識せず,空手と同じように自然に大体60度?45度?ぐらいにして練っています。もちろん,こうして後ろ足に角度をつけると股の角度も狭まる(閉じる)ので,そこは十分に開きながら(アーチ状に張りながら)。

もし武術をやっていて膝の痛みの,特に膝の内側に痛みのある人は,足先の向きと膝の向きがズレていないか,捻れや捻りが加わっていないか,確認してみると良いかもしれません。不自然な捻りが加わったまま稽古を続けていると,膝に無理な力が掛かり続けて,やがて痛んでくるかもしれません。私のように(笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿