2016年6月21日

エモーショナル・ボディワーク

先週末,日本感情心理学会第24回大会があり,無事終了しました。

http://jsre.wdc-jp.com/conf/2016/

18日(土)の夕方には,私が企画した,JIDAIさんによる特別講演&WS「身体を感じて心に触れる:ボディワークを通した感情の客観的体験と癒し」,盛況でした。

http://jidai9.wix.com/jidai

参加者は,感情心大会の参加者層の中でも,比較的若い人たちが多かった様子でしたが,みなさん,JIDAIさんのインストラクションにしたがって,身体を動かしながら感情を味わうという体験に,新鮮さと驚きを感じながら,楽しく2時間を過ごしていただいた感じでした。

こうした身体的なアプローチのワークは,おそらく,臨床方面の学会や研修会では時々あるのだと思うのですが,通常の心理学の学会では,今までなかったのではないかと思います。そういう意味で,非常に希有な試みとして,参加者のみなさんの「記憶」に残る大会になれば良いなぁ,と思っています。

今回の感情心でのJIDAIさんのワークを逃した方,是非,JIDAIさんの通常クラスや単発ワークにご参加ください。

こうしたワークを実践するとき,たぶん,各自感じるものは違います。ですから,得るものは必ずしも同じではありませんが,JIDAIさんに会えば,必ず,何かしら得るものあります。

そこからまた新たな発見が,生まれます。

2016年6月10日

感情心理学会

今月6月の,18日(土)・19日(日)の2日間,筑波大学にて,日本感情心理学会の第24回大会が開催されます。

18日(土)の午後には,マイムアーティストのJIDAIさんをお呼びし,特別講演&ワークショップを開催します。大会への当日参加,大歓迎です。JIDAIマイムを体験できる貴重な機会です。

当日参加費 会員 7,000円 非会員 8,000円
(なお,JIDAIさんの特別講演&ワークショップのみの参加費,というのはありません)


詳しくは,下記,大会ウェブサイトをご覧ください。

http://jsre.wdc-jp.com/conf/2016/


会員・非会員に拘わらず,多くの方のご来場をお待ちしています。

2016年6月6日

イメージ

イメージの違いだけで,身体の感覚は,ガラリと変わる。

真北斐図先生の著書,『HOW TO 太極拳のすべて』で説明されていた,棒の例え。棒を立てようとするとき,手の平に載せて棒を下から支えようとするのではなく(ふらふらしてバランスを保つのに一苦労します),上からつまんで吊すようにすると(ただぶら下がっているだけなので,重力に引っぱられて),安定するよね,という例えとイメージ。このイメージで,自分が棒になったつもりで立つと,身体感覚は全然違います。

詳しくは,真北先生の本を読んでいただくとして,これ,やってみると,すぐに実感できます。

道教系の技法は,イメージが大切です。それは広く「存思(法)」と呼ばれます。気を回し,気を巡らせるとき,イメージを大切にします。だから,太極拳には,イメージを豊かにする,色んな言葉や表現があります。どうやって立つかにも,こうして,色々とイメージや表現(わざ言語)が駆使されています。

イメージは,大切です。なので例えば,何も,「気」を,実体のあるエネルギー体のようなものとして,信じたり認めたりする必要は全くない。ただ,イメージの持つ力ってのは,確実にあります。この点,私は,だから,「気」に関しては,機能主義・機能論者です。