2015年12月18日

ストレッチングの効果

最近,授業で身体技法をやっているときに,最初にゆっくり時間をかけてストレッチングをしています。すると,その後の技法で,身体が安定していて,感じやすい,という感想をいくつかもらいました。

ストレッチングをするときに,意識をそのストレッチングしている箇所に持っていくと,ストレッチングの効果が高くなる。伸ばしている箇所を意識するわけです。そうすると伸ばしたいところを正しく良く伸ばせるし,その結果,筋肉がよりほぐれ,柔らかくなり,血行もますます良くなる。

こうして,いろんな身体技法をやる前に,伸ばしているところを意識しながらストレッチングをしているわけですが,これを僕は勝手に,マインドフル・ストレッチング,と呼んでいます。マインドフルにストレッチングすることで,身体への意識はより高まるし,結果,ストレッチングそのものの効果も高まる。一石二鳥。

さてそうしてストレッチングした後は,例えば,無極で立つ法だとか,開合だとか,太極気功なんかをしても,身体が安定して,柔らかく動くことができ,結果,じっくりと身体を感じやすくなるようです。結果,坐禅(静坐瞑想)のときも呼吸や身体を感じやすくなる。素晴らしい。ストレッチング万歳。

実際,チベット体操というのがありますが,あれは瞑想する前の体操だそうで,ヨーガのようなストレッチングのような体操ですが,やはり,瞑想する前には身体をほぐす準備体操をしっかり丁寧にしておくのが,良いのでしょう。

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