2022年12月29日

皆殺し映画通信

柳下毅一郎 2014 カンゼン

有料Webマガジン「柳下毅一郎の皆殺し映画通信」の書籍版。「皆殺し」シリーズを読んでみたいと思って,やっぱり一番最初から読んだ方が良いかなと,律儀に1冊目から読み始めました。なので,まずはこれ,2013年の映画が対象です。今年の4月に「ちゃんと」9冊目が出ています。ということは,それが2021年の映画が対象となるので,今でも「ちゃんと」続いていて安心。なぜなら,「皆殺し」というだけあって,辛口批評。この柳下氏の批評に対する賛否両論もあろうから(というか,平凡な映画批評は,その映画を売るために,もっと肯定的だったりするからね),決して柳下氏の批評が世間一般に受け入れられるとは限らない。世間一般というのは,もっとぬるいでしょう。なので,こういう映画批評本が9冊目まで出ていることに,安心。世間も捨てたものではない。

しかし,仕事で映画を観るって大変だ。なにせ,ものすごくとんでもない映画もちゃんと「眠らず」に最後まで見届けなければいけないでしょう。僕のような素人の映画好きからすれば,あまりに下らなければ(観ている時間がもったいないので)途中で観るのを止めても良いわけですが,プロはそういうわけにはいかない。


0 件のコメント:

コメントを投稿