2020年7月27日

長梅雨

九州から中部にかけての西日本は大雨が続いています。関東もなかなか梅雨が明けません。こんなに梅雨が長いと感じたことは(昔もあったかもしれないけれど,とうの昔に忘れてしまっていて)今までにないのではないでしょうか。

「経験したことのないような」という表現がここ数年の自然災害を受けて気象庁発表用語で使われています。これ自体は国民に甚大な被害が生じる可能性に対する注意喚起をするためだと思いますが,まさにこの長梅雨も経験したことがないような長い雨です。

ちなみに,記憶は薄れるものですし,人によって様々な経験をしてきているでしょうから,「ような」を付けずに「経験したことのない」と断定すると,いやいやそんなことはないぞという反論も出てこようものです。だから念のため「ような」を付けているんでしょうか。あるいは,その気象現象が一定の終息を迎えないと過去の記録と比較検討できないから,暫定的に「ような」と付けているんでしょうか。

たぶん科学的な観点から後者が正解だと思うのですが,前者のような反論をする頑固な爺さんを想像すると楽しい。雨は雨で良いのですが,さすがに今年は長い。そろそろ晴れて欲しいです。



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