2015年8月12日

松村憲さん

昨日,月刊『秘伝』の企画で,臨床心理士であり認定プロセスワーカーでありクリパルヨガのトレーナーである,松村憲さんと対談しました。(その場では対談でもあり敬意を込めて「先生」と呼ばせていただきましたが,ここでは親しみを込めて「さん」と呼ばせていただきます)

松村さんが最近,『日本一分かりやすいマインドフルネス瞑想』という本をBABジャパンから出版されたことがきっかけの一つとなり,マインドフルネスを中心に,2時間ほどお話しさせていただきました。

いや,いろいろと勉強になりました。非常に有意義でした。ここに全部は書ききれませんし,松村さんの言葉をこれから少しずつ消化していければ良いなと思っていますが,一つ,これは早速試せそうだと思ったものがあります。

クリパルヨガの基本ということで,まず,真っ直ぐに立つこと。そのとき,「足の裏で地面を押す」ように立つと良い,ということ。僕はこれまで,Bob(R.G.サンティ)の教えに沿って,根っこが生えるように,と実践し,また,教えていましたが,なるほど押すように立つと足の裏でさらに地面を感じることができます。

実は先日,Steveも,Flying Eagleという,気功の簡単な動作をしているときに,足の裏で押すように,と言っていたところでした。偶然の一致ですが,まさしくシンクロニシティです。まったく同じ事をこうして前後して同じ時期に二人の先生が僕に教えてくれるということは,きっとそうしなさいという,神の思し召しだろうと(笑),実感しました。

それから,もう一つ。ヨーガ(ヨガ)については,僕は,そんなに詳しくないくせに生半可な知識でこれまでずっと,「ヨーガ」と表記する種類がマインドフルネスを育てる伝統的な本来のYogaで,「ヨガ」が現代的なフィットネス・エクササイズなYogaだと思っていました。

いやしかし,クリパルヨガは,全然違いました。クリパルヨガは,マインドフルネスを育てるヨガ,そこんところを重視した,言ってみれば,より本質的なところを中心に位置付けたヨガ,ということでした。実際,ごくごく簡単にですが,その実践体系の概要を見せていただいたのですが,無理のない動作と,より内面的な身体感覚への気づきを重視した,気持ちよさそうなヨガでした。

クリパルヨガのことばかり書きましたが,松村さんは,アーノルド・ミンデルのプロセスワーク(プロセス指向心理学)に基づいた臨床心理士であり,実際に何度もタイを訪れるなどヴィパッサナー瞑想の修行をかなりディープに長くされていて,ご自身のセッションやセラピーでマインドフルネス瞑想を取り入れ指導している第一線の臨床家です。

ですので,本当にとても良い勉強になりました。言葉一つ一つに実体験に基づく重みがありました。

これもまた武縁です。
武縁に感謝です。ありがとうございました。

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