2015年10月21日

坐式太極拳

慢性的に膝が痛い理由がだんだん分かってきた。太極拳をするとき,立ち方と腰(股関節,臀部)の開き方が良くなくて,そのせいで膝が内側に折れてしまい,そのまま体重移動していたせいで,膝の内側に過重な負担がかかっていたためだろう。おそらく。

いずれにせよ,けっこう慢性化しているので,稽古で修正が効かず,しかし稽古はしたいので,足(膝)に負担をかけない方法で稽古できないかと考えていたら,先日,ふと思い立ちました。

坐って太極拳をすれば良いんじゃないか?

立式が主流の八段錦ですが,そういえばBobに習ったのは坐式八段錦なわけです。何も坐ってやっちゃダメ(意味がない),という決まりもない。

さてそう思って,坐って(坐禅をするときと同じように,座蒲の上に座って半跏趺坐で坐り),上半身だけで太極拳をやってみたところ,これがぼちぼち,なかなか,良い具合です。

もちろん,下半身が動かないので全身の連動性は感じにくいし,重力も感じにくい面はありますが,気が流れる感じは得られるし,呼吸との絡みも感じられるので,それなりに良いと思いました。

こうすれば,車椅子に乗っている足の不自由な方も,また,足腰に不安のあるお年寄りの方も椅子に座ったままで,できる。

見た目には,道家の人がやっている瞑想のようです。そもそも太極拳は武術ではあるけれども道家瞑想でもあるわけだから,当たり前と言えば当たり前。

膝の痛みが落ち着くまで,続けてみようと思います。

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