2015年1月19日

ヨガとヨーガ

先日のピラティスに続き,スポーツジム(フィットネスクラブ)の「ヨガ」クラスに出てみた。ヨーガではなくヨガである。

いやぁ,きつかったです。スポーツジムのスタジオプログラムでこんなにきついポーズをするとは予想もしてなかった。無茶なポーズを持続させるので,筋肉痛になりそうだし,攣りそうだった。ほぼすべてのポーズが,不可能でした。素人は無理。絶対に無理。

たぶん,このクラスを担当してるこの先生が,レベルを上げすぎてるのだと思う。こりゃスポーツジム向きではない。本格的過ぎる。ま,しかし,本格的と言っても,ヨーガではなくヨガである。あくまで身体的なバランスと柔軟性を高めるエクササイズ(フィットネス)として,先生本人もそのように自覚して(いるように見え),また参加者にもそのような意識を持たせて,やっている。

とってつけたように,最後に,シャヴァアーサナ(死体のポーズ)をやりましたが,うううむ,しかし,一体この各種の身体エクササイズを何のために(どういう意識で)やっているかで,意味が全然違うんだけどなと思いながら,徹底的にフィットネスとして構成されている(アメリカ産?)「ヨガ」というのはこういうものかと,とりあえず体験できて良かったです。

と言いつつ,白状すれば,本当の意味での「ヨーガ」も体験したことなんだから(かれこれ25年ほど前に,ハッピィさんの元でマイムの練習の前にやった程度),何が本当で本格的なのか,分かりませんが,いずれにせよ,今日やった「ヨガ」は,概念的に理解している「ヨーガ」とはほど遠かったです。フィットネス・ヨガ(ヨガ・フィット?)。

なぜ身体をああして難しいポーズに持って行くかは,その操作している身体へと意識を向けるためだと思うんだけど,そういうインストラクションは一切なし。ストレッチングと体幹トレが合体した感じ。ま,「ヨガ」だから良いか別に。

ヨーガ(ヨガ)の歴史や効果や危険性について詳しく知りたい方は,『ヨガを科学する』(ウィリアム・J・ブロード,晶文社)がお勧め。

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