2020年12月13日

丈夫な身体

身体が丈夫な人がうらやましい。僕は背が高い方なので(176cm)丈夫に見られるけれど,全く丈夫ではない。小さい頃から頭痛持ちで胃腸も弱く,オマケに40歳を過ぎてからは膝や肩だとかが慢性的に痛い。

あっちこっち痛いから,身体に興味を持つのだとつくづく思う。これ,丈夫な人はきっと,身体に興味はないでしょう。だって,痛くなければ,身体は空気みたいなもんだろうから。痛いから,身体に気づく。痛みを何とかしたいと思う。あれこれ工夫する。工夫の先が武術や各種身体技法への興味関心へと向く。

そもそもブルース・リーに感動して武術に興味を持ち始めはしましたが,武術をやれば内臓が鍛えられる!なんていう効果に密かに期待していました。

なんと言いますか,このブログには,あっちが痛いこっちが痛いと,体調不良の話ばかり書いてるなぁと思って(笑),さて,理由を考えてみたわけですが,要するに僕は身体が丈夫ではないから身体に興味があるのだろう,というのが一つの答えです。と思うに,世の身体技法の創始者・発案者の逸話には,もともと当人が病弱だった,って話は多い気がしますから,僕のようなタイプはけっこう多いんじゃないでしょうか。

だから,50歳60歳になっても好きなだけ酒やタバコを飲んだり何でもたらふく食ったりできる人が,本当にうらやましい。70歳80歳になっても精力的に仕事をしている政治家や芸能人や経営者や各種団体組織の長をしているような人(←つまり,テレビで見るような人)には,心の底から感心します。きっと,そういうエネルギッシュな人たちは,基本的に身体が丈夫なんだと思います。

僕は元々そんな体力も気力もないので,なんとか人並みに休まないで大学の仕事を全うできるように,家族や大学に迷惑がかからないように,日々,工夫して身体を調えながら生きています。

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