2015年2月24日

拳と掌

手を握ると,自然に力が入る。手を開くと,自然に力が抜ける。

空手は握ることが多い。外の筋力を使って闘う外家拳だからだろう。一方,太極拳はほとんど握ることはない。内的な感覚を重んじる内家拳だから。

ただ,空手にも手を開いて練る形はあります。珍しいところでは,横山雅彦先生と摩文仁賢雄先生に教えていただいた,宗家に伝わる「開手ナイファンチ」というのがあります。

「気を練る」には,ほどよい緊張とほどよいリラックスが必要かな。外側(の筋肉)はリラックス。そうなると手は握らない方が良い。内側からの感覚。でも,外側もsensitiveにattentiveにalertに。

力を入れずに握る。これもまた必要か。締めながら緩める。西田先生はそう言っていました。

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