2020年8月12日

丁寧にやる

 丁寧にやる,というのはなにも一つ一つをじっくり時間をかけて隅々までやる,という意味ではありません。そういうのを馬鹿丁寧といいます。

そうではなくて,取り組むことの本質を見極め,そこにピンポイントに惜しまず力を注ぐ,ということです。

だから,そもそも自分にとって大切なものは何かを見極めること,そしてその大切なことのどこがポイントかを見極めることが大切です。丁寧に生きるとは,そういうことだと思っています。

なお,そういう見極めは,武術を初めとする身体技法によって養われるような気がします。なぜかというと,身体技法は一般に,自分の身体を見つめ,その状態や変化に気づき,勘所を見極める作業だからです。そういう心的構えが,見極めに役立つような気がしています。

なお,私がすでに見極めている,という意味では決してありません。そういう風に見極めて丁寧に生きたいなと常々思っている,ということです。

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