2021年4月15日

仮面ライダーアマゾンズ

(英語版タイトル:Amazon Riders)(日本,2016,2017)

これは映画ではなく,Amazonプライムビデオで配信されていたオリジナルビデオです。2016年にシーズン1(全13話),2017年にシーズン2(全13話)が配信されました。前々から知っていて,観たいと思っていましたが,Amazonプライムビデオで観ることができたので,ようやく全話観ました。

結論から言うと,個人的にはシーズン1の方が面白かったです。面白かったのでシーズン2も観ましたが,内容的にはやっぱりシーズン1でしょうか。何でも「2」は難しいですね。「1」による期待分が上乗せされるからでしょうか。

元々の「仮面ライダーアマゾン」(1974~1975年放送)はもう,そのまま僕はドストライクの世代です。母親がよく話していたのは,幼稚園の入園試験(面接)のとき(当時3~4歳。まさにアマゾンを毎週視聴中),先生から「何か一つやってみて(自分なりに自己表現せよ,という指示だったのだと思います)」と言われて,おもむろに「あ~,ま~,ぞ~~~ん!!」と変身ポーズを決めたらしいから,そうとう入れ込んで観ていたはずです。

アマゾンの前はX(エックス)で,後はストロンガーですから,記憶的にはやはりXはおぼろげで,アマゾンからストロンガー辺りはよく覚えています。アマゾンは南米から来た野生の人(半裸)で,野生で育ったから言葉が話せません。これ自体,子供心にどう判断して良いのか分からなかったような感覚が残っています。バッタの改造人間である1号・2号・V3・Xと違って,トカゲ?ピラニア?の改造人間だし。次のストロンガーはカブトムシでしょうから,アマゾンのモチーフはそもそも昆虫でさえない。そしてあの顔や姿と戦闘スタイル。ヒーローは変身前の人間の姿(=俳優)がスマートな男前なのが定番なわけですが,アマゾンのこの落差はすさまじいインパクトでした。

というわけで,このAmazonプライムビデオ全26話のアマゾンは,この元祖アマゾンライダーの顔と姿と戦闘スタイル「だけ」を継承した,まったく別のお話です。「アマゾン細胞」は人食い細胞。シーズン1は,アマゾン細胞から作られた人型の実験体4000体が事故により脱走。これを駆除する特殊部隊と,そもそもアマゾン細胞を開発した男(自分でアマゾン細胞を移植してアマゾン化),特殊な実験体として軟禁されていた男(主人公)の物語。シーズン2は,このアマゾン細胞が病原性細胞として人に感染するようになり,そこからアマゾン化した人間が増えていくことに。主人公はやっぱり特殊なアマゾンであり,死体からアマゾン化して兵器として使われている少女との間で,いろいろと物語が展開されます。

とりあえず,全26話観ることができたので,それなりに面白かったです。

★★


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