2021年9月6日

将棋

スマホのアプリでCPU相手に将棋(詰将棋や対局)をするのは,けっこう前から暇つぶしにやっていたのですが,ここ数年の藤井聡太九段の登場で,小学生のとき以来,将棋の対局番組(ABEMA)を観るようになりました。

観るのは,ただ観るだけじゃなくて自分でもやるからであって,当初はスマホアプリでCPU相手にやっていたのですが,欲が出てきて,最近とうとう,ネットの「将棋倶楽部24」に入って,知らない方々とネット対戦しています。

ネットゲームで対戦,なんていう世代では全くないアラフィフですので,見知らぬ人とネット上でやり取りすること自体経験がないですから(恐ろしいですから),最初,本当にドキドキしました。始めて間もない頃,画面上の操作が覚束ないのでモタモタしていると(未だにすべて把握していないですが),将棋倶楽部24にはチャット機能がありまして,なんと,見知らぬ人からチャットで話しかけられてしまってドギマギしてしまいました。

チャットで変な展開になるのも嫌だし,かといって何も返事しないのもきっとご気分を損ねるだろうと思って,当たり障りのないことを書いて,アタフタしながら退室しました。焦った。

その後,少しずつですが慣れてきて(しかし,未だに緊張します),20局ぐらいやりましたが,チャットで話しかけてくる人(つまり,おそらく,感想戦をしたい人)は,いません。「感想戦」なんて,やれるほど将棋の戦術を心得ているわけではないですから,やっても無駄なので,こんな初心者の素人に感想戦なんて恐れ多いので誘わないでもらいたいのですが,長く続けてるといつか,見知らぬ人と感想戦なんてしちゃうんでしょうか。そんな自分を想像すると,恐ろしい。

勝負事の緊張感は,ゲームですが,やっぱりそれなりに心地よいものです。勝つと気分良く,負けるとどんよりした気分になりますが,スポーツが好まれる理由の一つはここ(感情の振幅)にあるでしょう。普段,勝負事自体が好きではない分,縁がないと思っていたのですが,小学校以来の新鮮な緊張と興奮です。ただ,ネットで見知らぬ人との対戦ですから,トラブルにならないよう,気をつけたいと思います。

そのうち,ある程度打てるようになったら,街の将棋道場にでも行ってみようかとも思っています。そういえば,昔,親父も今の自分と同じぐらいの年のころ,囲碁にはまって毎週囲碁道場に通ってたことを思い出しました。親子なんてのはやっぱり,似たくなくても似るものなんでしょうかね。

そういえば一つ,ふと改めて,「ああ」と身体的に感じたことがありました。盤上は,常に全体を俯瞰しないとダメですね。初心者なのでついつい一点だけ見ちゃうわけですが,そうすると,だいたい,やられます(笑)。これはもう,全く以て,沢庵和尚が『不動智神妙録』に書いてある通りそのままです。




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