2021年9月2日

スーサイド・スクワッド

(原題:Suicide Squad)(アメリカ,2016)

スーパーマン無き後,ゴッサムシティに降りかかるメタヒューマンの脅威を,悪党で結成したチームで対抗しようという特殊部隊,タスクフォースX。

主人公的位置づけのデッドショット(ウィル・スミス)が,どこからどう見てもやっぱり「ウィル・スミス」なので悪党感がほとんどない。残念。代わりに,ジョーカー(ジャレット・レトー)とハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)が光ってました。ジョーカーの気持ち悪さとハーレイ・クインの阿呆っぽさが分かりやすくて痛快です。

DCやマーベルは,ストーリーを楽しむというよりはキャラクターを楽しむものだと思うので,話としては平凡です。マーゴット・ロビー演ずるハーレイ・クインのキャラが抜群に良かったので,「ハーレイ・クイン 華麗なる覚醒(Birds of Prey)」(2020)として続編?が出たのは納得できました。「ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪投,終結」(2021)も公開されましたね。

主流よりも傍流,中心よりも周辺,直球よりも変化球,だからホラー・アクション・SFなど,ちょっと奇妙だったり変だったりする映画が好きなので,『映画秘宝』愛読者です。ただ,最近少し気になっているのが,このところ,DCやマーベルのアメコミ推しがやや目立つ気がします。推すから面白いのかと思って観ました。きっとアメコミファンには堪らないのだと思います。悪くは無いけど,単調かな。


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