2014年10月11日

動いて感じて考える

昨日は,朝に学部で,夕方に大学院で,身体技法の授業を行った。気功や瞑想やヨーガ,それから太極拳。みなそれぞれに,おそらくはなんだか良く分からないまま,とにかく身体を動かす。

腹式呼吸法
無極で立つ法
スワイショウ
八段錦
開合と站椿(立禅)
楊式太極気功
歩行瞑想(歩禅)
静座瞑想(坐禅)
死体のポーズ(寝禅)
楊式太極拳(八式)

授業なので,各エクササイズごとに,用意したレポート(実習ノート)に,感じたことや考えたことを書き込む。書いている内容そのものももちろん重要だけれども,それよりも,感じたこと・考えたことをとにかく自分なりに紙に記す,という作業そのものがより重要。

感じたこと考えたことを「書く」と,遠藤卓郎先生も,サンティ先生も,言っていた(特に強調していた)ので,これにならって僕も授業で採用することにしました。実習ノートは,遠藤先生からいただいたノートを参考に作成。

身体技法なので,まず動くこと。そして,ただ動くだけでなく,動きに伴って生じる心身の様々な微細な変化を感じること。そして,ただそれらを感じたままではなく,それについて考えること。でもって,これらを文字にしてノートに書き記すこと。こうして文字に記しておけば,自分で後から見直すこともできる。

みながみな,こういう身体技法にピンと来るわけではないでしょう。それは,普通の講義や演習の授業でピンと来ないのと同じだと思う。まぁしかし,学生たちには,授業としてとりあえず,10週,お付き合い願えればと思います。

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