2021年6月22日

ブルー・リベンジ

(原題:Blue Ruin)(アメリカ/フランス,2013)

ビーチでホームレス生活をしている中年男ドワイド。ねぐらは青い古びた車。ある日,警察署に呼ばれて,知り合いの警官からこう告げられる。「10年ぶりにあの男が釈放される」。

原題を直訳すれば,「青い廃墟」でしょうか。この映画を通して,この青いボロ車を使い続けているから,たぶん,タイトルはこの車のことだと思います。しかし,この映画,原題タイトルやオープニングからは,いったいどういう映画なのか全くつかめないからか,邦題は「ブルー・リベンジ」つまり「青い復讐」となっています。

そう。この映画は復讐映画なのです。10年ぶりに釈放される男は,両親を殺したにっくき犯人。気の弱そうな主人公のドワイドは,復讐を果たそうと計画を練り始める。ただ,ここまでは映画のまだまだ冒頭部分。ここからいろいろと多難な道を突き進んでいきます。

ストーリーとしては複雑ではないですが,どうにも抜け出せない運命のような流れに主人公が翻弄される様子が描かれていて,それなりに面白いです。

★★


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