2022年4月19日

ザ・フォーリナー/復讐者

(原題:The Foreigner)(イギリス・中国・アメリカ,2017)

ジャッキーの「なめてた相手が殺人マシンでした映画」。前から観たかった映画の一つ。このとき,御年63歳。還暦超えてますが,さすがジャッキー,屋根から落ちたり階段から落ちたり,まだまだ現役。スタローンといい,シュワルツェネッガーといい,よくやるよねぇ。すごいです。物語としても,もう結構もうろくした爺さんの役で,63歳はちょうど年相応でしょうか。

大学生の一人娘をテロリストによる爆破で亡くしたクァン(ジャッキー)。妻と二人の子どもをすでに亡くしているクァンは,最愛の娘に先立たれて一人残される。娘を殺したヤツを絶対に許さない。警察に任せていても埒が明かない。クァンは自ら実行犯を探しに動き出す。

原題は「外国人」「よそ者」という意味。イギリスに住む移民である「中国人(China man)」という意味に加えて,テロリズムの背景にある北アイルランド問題に絡む民族紛争も関係しているかと思います。

事件の基本軸としては,イングランド政府(ロンドン警察)とアイルランドの民族主義者(武装勢力)の戦いなのですが,そこにジャッキー爺さんが早々に横からパーソナルにハチャメチャにする図式。ジャッキー爺さんに,警察とかテロとか武装勢力とか民族紛争とか,関係ありません。結果,現場は大混乱。

物語という点では,ちょっと色々と盛り込みすぎで,その小エピソードや人間関係は必要なのか?というところが多く,かえって話(図式)を分かりにくくしているような気がしました。でも,ジャッキーのネックスプリング(跳ね起き)を見ることができました。

★★★


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