2021年3月6日

アトラクション 制圧

(原題:Attraction)(ロシア,2017)

ロシアSF。宇宙船が墜落するところは圧巻です。どうも目的は侵略ではないようだ。不時着した宇宙船から宇宙人も現れた。敵意はない。さあこれからどうなるのか!というところまでは良かったですが,どうもそれから話が全然大きく展開しないので,間延びしてついに途中で飽きました。

(ネタバレで申し訳ないですが)そもそも宇宙人が完全に人間とそっくり,ってところでもうダメでした。そんなのあまりにも都合良すぎるだろう(笑)。別の惑星なのにどういう進化の過程を経たら生物として全く同じになるわけよ。ほぼ同じ環境の地球上だって,大陸が違うだけで同じ類でもこれだけ種が異なるんですよ。せめてキアヌ・リーブス主演の『地球が静止する日』みたいに人間の形態をコピーするような仕組みにしないと。

イケメン宇宙人との邂逅で愛を知る主人公のロシア少女(高校生?),ついでにイケメン宇宙人も永遠の命よりも大切なものを知る,なんてのは,まぁ,安直なテーマです。せっかくスペシャルなCGで完璧な宇宙船不時着を描いてるのに(大いに期待したのに),この映画のクライマックスはその最初の20分だけで,残りの100分は陳腐です。残念。でも,最初の不時着シーンだけは見るに値します。

でも,この映画,続編がもう出ています。『アトラクション 侵略』。あれ?今度は侵略してくるのか?


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