碧海寿広(2020)角川選書
近年のマインドフルネス(瞑想)の流行を機に,科学とオカルトと仏教(宗教)との関わりについて,我が国の明治以降の歴史を辿った本です。勉強になるし,面白い。今まで興味があっていろいろ読んできた本が一つにつながった感じがしました。私はオカルトも好きだし,瞑想も好きだし,武術や身体論も好きだし,東洋思想も好きなのですが,それは「科学と宗教の交わり」という文脈で紡ぐことができるのだ,ということがよく分かりました。
マインドフルネスとか瞑想とかやる人は,この本は必読かもしれません。自分のやっていることや興味関心は,歴史的なメタな視点からどのように位置づけられるのか,あるいは,どのように他者から見られるのかを,知ることができます。
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