2022年3月10日

ブルークリスマス

(日本,1978)

邦画は(寅さん以外)ほとんど観ないと言いながら,続けて邦画を観ました。1978年の映画ですが,こんな映画があったとは。これはなかなか良い。特撮のないSFパニック・サスペンス映画。英語のタイトルは,”Blood Type: Blue"(血液型:青)。監督は岡本喜八,脚本は倉本聰。なるほど,さすがです。

それなりに映画の評論や記事を読んでいて,過去の邦画も有名なものは,名前だけは知っていることが多いですが,この『ブルークリスマス』は今まで聞いたことがありませんでした。これ,僕が知らなかっただけで,その筋では有名な映画なんじゃないかなぁ。そのくらい,よくできた,考えさせられる映画です。

最近,UFOの目撃談が世界中で増えている。隊をなしたUFOの船団を観たという報告もある。そんなとき,血液が青色になったという人のニュースが入る。どうも,UFOと関係があるらしい。そのことを国際会議で告発した博士が失踪する。やがて世界中の政府は,青い血の人を選別・隔離・迫害するようになる。

物語は,失踪した博士を追う国営放送局の南(仲代達矢),そして,青い血の人を捜索・隔離する任務を負う国防庁特殊部隊の沖(勝野洋)とその恋人・冴子(竹下景子)を中心に展開していく。

★★★★


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