2014年9月9日

捨てる行

ここ数日,夏休み(およびサバティカル休暇の残り)を利用して,自宅の部屋を一掃している。入居して10年経ったので,いろいろなモノが蓄積している。だから,もう要らない(使わない)ものは全部捨てよう,ということ。

捨てるときに,私たちはつい,「いつか使えるかも」とか「まだ使えるな~これ」とかいった思いが頭をよぎり,捨てずに取っておいてしまう。でも,例えば5年も10年も使ってなければ,たぶん,この先も使わない。だから,とにかく,捨ててしまった方が良い。身軽になりましょう。

つい捨てるのを躊躇してしまう心を断ち切るために,この掃除を,「捨てる行」と位置づけている。つまり,こうしてとにかく身の回りの不要なモノを捨てるという,一つの<修行>なのだ。

人は色んなものを背負い込んで,抱え込んで,さらにはポケットにしまい込んで,口にくわえて,手に握って,脇に挟んで,それを後生大事に手放さないようにして,生きている。そりゃ疲れるさ。だから,要らないものはできるだけ捨ててしまった方が良い。まずは,目に見える物質的なモノから,捨ててしまいましょう。

要るか要らないかの判断は必要だけれど,迷ったら,捨てる。迷うと言うことは,使わない可能性も大いにあるということだから,その「使わない」方に賭ける。何かに必要なものは残しておかないといけないけれど,その何かがはっきりしないものだとか,その何かをする可能性が限りなく低い場合は,たぶん,そのモノは,必要ない。

だから,じゃんじゃん,捨ててしましましょう。で,捨てるのはもったいないから,今度からはモノを買い込まないようにする。モノなんてこうしてどうせ要らなくなって捨てるんだから。物質的なモノは,そのときはものすごく欲しいと思っても,いつか価値は無くなるんだから。

もちろん,時間を経ても価値の変わらないモノもあります。でも大概は,いずれ価値は無くなる。だから,モノはできるだけ買わない方が良いのだ。でも買ってしまうときは買ってしまうんだよなぁ,つい(笑)。

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